【ASEAN✏STUDY】ベトナムのビジネス習慣について

ビジネスアワーは日本より朝早い！

熱帯のベトナムは日中高温になるので、昼間の暑い時間帯はのんびり過ごす習慣があります。そのため、オフィスのビジネスアワーは日本より1時間早い8時～17時。昼休憩は12時～13時で、早々に昼食を済ませて昼寝をするのが一般的です。朝の涼しい時間から行動を開始するため、朝食は外出先で仕事を兼ねて取ったり、出勤途中に済ませたりすることがほとんど。市場やローカルの食堂は朝食客向けに、早朝5時頃から営業するところもあります。
一方で、レストランやスーパー、ショッピングモールなどの商業施設の営業時間は10時～22時が通常です。ベトナム人は平日の帰社後を有意義に過ごしたいと考える人が多いため、バーなどは深夜2時頃まで営業していることも。17時という終業時間から考えると、充実したオフタイムを過ごせそうです。

残業を避け、有給休暇の消化率は100%！

ベトナムでの有給休暇取得率は、ほぼ100％です。理由は、家族を非常に大切にするから。ベトナム人にとって、家族や親戚が集まる行事は神聖なものです。この行事に参加するため、年に1回以上は長期休暇を取得するのが一般的です。また、仕事後の家族と過ごす時間を何よりも重視しているため、基本的に残業はしません。ベトナム人を雇用する際は、定時までに業務が終わるように仕事環境を整えるようにしましょう。

当然ですが、海外でビジネスをスムーズに展開する上で、現地の国民性や習慣をしっかり把握することは重要です。ベトナム人の商習慣をきちんと理解して、良好な関係を築くルールを作りましょう。