ジェネラルマネージャーの山浦氏は、「PNH48」の立ち上げからマネージメントまでを一手に担ってこられました。
日本では金属検査や医薬品販売業などに従事していましたが、2018年末にカンボジア・プノンペンへ。
学生時代からアニメは好きだったものの、カンボジアでコスプレカフェ&バーを運営することになるとは思ってもいなかったそう。
「弊社では5年程前からカンボジアで不動産事業を行っていました。
新規事業案について検討する中で、『東南アジアで日本のサブカルチャーを広める店を作れないか?』という話が出てきたのです。
当初はまだ出店地をカンボジアに絞っていたわけではなく、他国も視野に入れて考えていました」
カンボジア以外で視察したタイは、コスプレ市場がすでに成熟しつつあることや、物件賃料が高騰していたことを理由に選択肢から除外。
一方、カンボジアには競合となる店が存在しなかったことと、ちょうどよい規模感の店舗物件がタイミングよく空いたことから、出店を決断したといいます。
現在、「PNH48」はどのようなお客様に、どのようなシーンで利用されているのでしょうか?
「昼間は、高校生くらいのカンボジア人男子学生のお客様が多いですね。
スタッフや仲間と談笑したり、店内で流れている動画を見たりして楽しんでいる方々が目立ちます。
コスプレ上級者になると、自分が持っていない衣装を探して着てくださっています。
夜間は、バーとして利用される外国人のお客様が多いですね」
タイと比べると、コスプレがまだ浸透しきれていないカンボジアですが、コスプレイベントに参加するような根強いファンも一定数存在します。
「”Cosplay”という和製英語も、そのまま親しまれています。
カンボジアのコスプレイヤーは圧倒的に高校生が多く、それより上の世代でも20代前半くらいまででしょうか。
女性より男性が多いですね」
一方、アニメに関してはインターネット上の動画配信サイトを通じて、より幅広い層に親しまれているそう。
カンボジア人の若者に人気のある作品には、どのようなものがあるのでしょうか?
「誰でも知っていて、圧倒的に人気があるのは『NARUTO -ナルト-』ですね。
その他、『クレヨンしんちゃん』『BLEACH』『僕のヒーローアカデミア』『ドラゴンボール』『東京喰種 トーキョーグール』『FAIRY TAIL』『約束のネバーランド』『賭ケグルイ××』などは人気があります。
忍者や刀など、日本を感じさせるような題材を扱った作品がうけていると感じています。
話が長いアニメは、途中で飽きてしまうのであまり人気がないようですね」
まだまだカンボジアでのコスプレ市場に関するトークは続きます。
後編では、店舗運営上の苦労や今後の展望についてお伺いするとともに、看板娘も直撃しますので、お楽しみに!
※1アメリカドル=約108円で計算
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介