飲食店の各店舗では一定の間隔を確保するため客席が制限されており、いすやテーブルに着席禁止と表示されています。
家族連れでも離れ離れに座らなければならず、食事をする環境としてはやや寂しい印象です。
営業再開が認められたとはいえ、飲食店にとっては来店客を制限しなければならず、かなりの痛手ではないでしょうか。
また、店員とお客様の接触を避けるためにメニューは用意されておらず、オーダーする際はスマホでアプリにアクセスします。
スマホ操作に慣れていないとオーダーにも苦労してしまいます。
操作ができない来店客には、スタッフがメニューの提示をしているのかもしれませんが、気軽な感じではありませんね。
厳しい規制が実施されている海外在住者から見ると、なかなか緊急事態宣言が発令されなかった日本の状況について心配する声が多かったようにも感じます。
実際、緊急事態宣言発令前に、海外在住の著名人が日本の対策の遅れを憂慮するコメントを発表していました。
タイでは、非常事態宣言の規制に違反すると禁固刑や罰金など、大きな罰則が科される可能性があるため、緊急事態宣言下でも個人の自由が尊重される日本よりも、かなり厳しい措置だと思います。
5月5日以降は、新規感染者数が1桁もしくはゼロという日もあり、タイの規制の成果はあがっていると言えそうです。
ただし経済的な打撃は大きく、このコロナショックが収束してはじめて、規制が正しかったかを判断できるのでしょう。
6月に非常事態宣言が解除される予定ですが(編集部注:5月26日に非常事態宣言が6月末まで延長されました)、状況が思わしくなければ翌日にも簡単に取り下げられる可能性が多いにありえます。
まずはタイ国内の平常化、それから観光立国であるタイを復活させるための国際線旅客機の入国許可となっていくことかと思います。
今回の規制緩和によるショッピングモール再開は、平常時を思わせるうれしい実施ではありました。
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