民政移管後のミャンマーは市場開放を推し進めており、2020年3月には、ヤンゴン証券取引所を通じた外国人投資家による株式投資が解禁されました。
今回は、複数ある同国の証券会社のうち、唯一日系証券として株式取引サービスを提供する「ミャンマー証券取引センター(Myanmar Securities Exchange Centre=MSEC)」をご紹介します。
ミャンマーは株式市場の一層の活性化を図るべく、2020年3月20日にヤンゴン証券取引所を通じた外国人投資家による同国株式投資の解禁を目指してきましたが、実際には23日に取引が開始されています。
現状、外国人の一般投資家が投資できる企業は数銘柄に限定されていますが、ASEANのラストフロンティアとして高い経済成長が期待できる同国の株式取引に対して市場の注目が集まっている状況です。
同年5月下旬には、ミャンマー物流大手のエバー・フロー・リバー・グループ(Ever Flow River Group)が同証券取引所に上場しました(*1)。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響が気になるところではありますが、市場関係者によると、年内にあと数社の上場が予定されている模様です。
外国人投資家が株式投資を行うための口座開設の流れに関しては、まずミャンマー拠点の証券会社にて証券口座の開設を申し込むことになります。
詳細については「沸騰するASEANに生きる!~ASEANのラストフロンティア、ミャンマーで株式投資~」をご参照ください。
複数あるミャンマーの証券会社の中において、唯一の日系企業がMSECです。
1996年5月に設立された同社は、大和証券グループ本社の100%子会社である大和インターナショナル・ホールディングスと国営ミャンマー経済銀行が50%ずつ出資し、過去20年以上にわたり証券サービスを提供しています。
また日系資本が入っており、マネージングディレクターは日本人が務めていることから、同国で勤務する日本人にとって比較的安心感をもって口座開設および証券取引を行えるかと思います。
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