以上のように、タイでは反政府デモ隊、王室支持派、治安当局による緊張が依然として続いています。
幸いにも日本の駐在員や出張者、日系企業オフィス、日本人が経営する店などに直接の被害が出たという報告はありません。
しかし、反政府デモは長期化する可能性もあり、引き続きデモや暴動に巻き込まれないよう注意が必要です。
バンコクにある日本大使館も引き続き注意するよう呼び掛けています。
抗議デモは王室付近やルンピニ公園、主要な商業地で行っていますが、事前にSNSやネットで呼び掛けられているので、デモが発生しそうな場所にお店を構えるのは避けたほうが良さそうです。
日本権益を標的としたものではないため、上記のような注意をしていれば大きな問題はないかと思います。
タイでは、現時点でデモが落ち着く様子は見受けられませんが、時間がたつにつれ抗議デモ隊のやる気が失せ始める傾向が多いため、数年規模で継続するなどの長期化は少ないです。
デモ参加者の中には、お金をもらえるから参加している人もおり、全員が高いモチベーションを持って活動を行っているわけではありません。
しばらく注意をして、様子を見ることになるでしょう。
また、抗議デモに参加する若者たちは政府への不満を持っている人たちで、日本権益を狙うなどはまず考えません。
むしろ、自由や民主主義を重視する日本に味方になってほしいと言及する若者もいました。
筆者は何度も国際会議でタイに行っていますが、親日家が多い国なので、日本人には過ごしやすいです。
過剰な心配をする必要はありません。
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介