インドネシアで1人目の新型コロナ感染者が発表されたのは2020年の3月でした。
本記事執筆時点(2021年5月)ではや1年が経過しています。
当時インドネシアの飲食店は数週間の間「店内飲食」が禁止となり、デリバリーへの依存度が急激に高まりました。
(参照:【2021年版】【インドネシア】何でも届く!?インドネシアの飲食店のデリバリー事情)
その後も多くの制約が設定され、時には緩み、また締め付けられ……と、この1年はインドネシア飲食店関係者にとっては受難の日々だったでしょう。
ただ、「ピンチはチャンス」ということで、厳しい中でも多くの新しいものが生まれた1年でもありました。
本記事ではこの1年ほどを振り返り、インドネシアで流行したデリバリーフードやドリンクについてご紹介します。
食べ歩きが趣味でもある筆者の独断と偏見による5選です。
文字通り、「1リットル入ったコーヒーボトル」のことです。
インドネシアでは、よく「サトゥ リッター コーヒー」と呼ばれます。
新型コロナの蔓延により自宅で過ごす時間が増え、いくつかの飲食物で「大容量化」が起きました。
ちまちま頼むよりも、一気に購入してゆっくりと消費した方が楽、という消費者のニーズに提供側が答えたものです。
1ℓ Coffeeはジャカルタの小さなカフェが発祥と言われていますが、その後スターバックスのような大手も参入。
さらにはコンビニエンスストアでもコンビニブランドの1ℓ Coffeeを販売開始しました。
コロナ禍の始まりから1年以上が経過しましたが、1ℓ Coffeeは現在でも最前線で販売されています。
現在はカフェモカやココアなども1ℓで販売されることが増えました。
今後も1つのドリンクの売り方として残っていくものでしょう。
JAMU MODERNは「現代的なジャムウ」という意味です。
ご存知の方もいるかと思いますが、ジャムウとはインドネシアの伝統的な民間療法の医薬品です。
もっとわかりやすく言うとインドネシア流の「漢方」ですね。
元々ジャムウ屋さんで、昔ながらの苦く、時には甘いジャムウを処方される形式が一般的でした。
新型コロナにより健康意識が高まり、ジャムウの見直しも進みました。
さらに通販サイトの発展や若者の伝統回帰が影響を与え、「現代風のジャムウ」がいくつも生まれました。
飲んでみると……まぁ味はただのジャムウなのですが(←当たり前ですね)、ボトルデザインが都会的ですよね。
ボトルで密封されているので、衛生面や携帯性も大きく改善されました(そもそもジャムウは道端で紙コップに入れて売られるのが普通)。
新型コロナの流行によりインドネシア人の衛生意識と健康意識は少なからず上昇しています。
JAMU MODERNは、新型コロナ収束後も1つのカテゴリ―として残っていく可能性があるでしょう。
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