株式会社リンガーハット(品川区大崎、代表取締役会長CEO米濵和英)は長崎ちゃんぽん、皿うどんのリンガーハットを596店舖、とんかつ浜勝を107店舗、長崎卓袱浜勝1店舗、日本とアメリカ、香港、タイで704店舗(2015年7月31日現在)を展開している。
リンガーハットが国産野菜に切り替えて鮮やかに復活を遂げたというニュースについては、昨年、経済紙や業界紙を賑わしたので書くまでもないが、09年2月期には24億円という上場以来最悪の赤字を記録しながら、店舗で使用する野菜の全てを国産への切り替え、その美味しさからお客様が増加。2015年2月期のグループ連結決算は、前期比3.9%増の38,155百万円、営業利益は前期比26.2%増の2,242百万円、経常利益は前期比+32.3%の2,211百万円と、売上高は5期連続の増収、営業利益、経常利益、当期純利益は3期連続の増益で、 すべて過去最高となっている。
タイでは2010年4月に1号店をバンコク中心部にあるモールKビレッジへタイ1号店をオープンした。
長崎ちゃんぽん麺と皿うどんは野菜と麵のボリューム感がひとつの売りであり、タイのリンガーハットでも麺200グラムと野菜がたっぷり入った長崎ちゃんぽん麺を標準サイズとしているが、多すぎて食べ切れず残すタイ人客が続出した。タイ人もクイッティアオ(米麺)などの麺料理を好んで食べる習慣があるが、通常60グラム程度の麺の量が標準であり、リンガーハットの長崎ちゃんぽん麺はそれの3倍以上の量がある。そのため、麺を半分にした100グラムのSサイズのメニューを99バーツから販売し、今では人気のメニューとなっている。その他、タイ人のニーズに合わせて、トムヤムちゃんぽん麺やしょうゆちゃんぽん麺など、ちゃんぽん麺のバリエーションを増やしたり、どんぶりメニューやトンカツや豚角煮といったアラカルトメニューを充実させるといったローカライズを行ってきた。
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