まず、この点を把握することが大事ですね。
居住者に区分される場合、非居住者に区分される場合、何が異なるのでしょうか。
それはズバリ、税金を計算する元となる「所得」の範囲が異なります!
所得範囲は以下の通りです。
ですから、居住者に該当した場合、申告すべき所得の範囲が増えることになるので、一般的には申告すべき所得金額が増え、カンボジアで納めるべき税金の金額が増えることになります。
そのため、居住者に該当しないように、うまく立ち回ることも必要といえます。
もっとも、たとえば、Tax on salaryの税率のように、居住者の場合のほうが、税率が緩和されている場合もありますし、複数の国で、同じ所得が二重に課税されている場合には、「二重課税税額控除」の規定を適用できるケースも多いです。
必ずしも、居住者に該当することで、不利になるとはいえませんので、ご安心いただければと思います。
また、住所や居所をカンボジアに持っていれば、居住者という選択肢しかないケースも多々あります。
このように、年間のうち、どれくらいカンボジアに滞在しているかという点が、税務上の立場に影響しますので、その点に注意を払いながら、カンボジアでの事業の展開に励んでいただければ幸いです。
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