ラーメン大激戦区と言われるバンコクにまた新たなラーメン店が日本から参入した。 日本では鶏白湯ラーメンの火付け役になり、新橋や秋葉原で行列の絶えない麵屋武一である。
3月28日にバンコク中心部のモールK-VILLAGEに2階に112SQM(約33.8坪)のスペースに席数55席のスケールでタイ1号店をオープンした。
株式会社テイクユー(大澤武代表)は2012年に新橋で麺屋武一を創業、すぐに鶏白湯ラーメンブームの火付け役として話題となり、国内で4年間に40店(FC・支援先含む)と店舗数を拡げたが、創業前、情報機器メーカーの営業として海外を廻っていた大澤代表にとって早い段階から海外進出を考えていた。
2013年からアメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなどを廻り、2014年からラーメン市場が成熟しているバンコクで直営店の物件を探しはじめた。以降、何度か物件を見にバンコクを訪れたがなかなか条件に合ったいい物件に巡り会うことが出来ず、約一年が経過した2015年9月になりK-VILLAGEの居抜き物件が舞いこんだ。
K-VILLAGEは2010年3月にバンコク中心部のスクンビット通りソイ26から入ったラマ4通りにほど近いエリアにオープンしたショッピングモール。周辺には高級コンドが立ち並ぶ富裕層が多く住むエリアである。日系チェーンでは大戸屋やCoCo壱番屋、リンガーハット、しゃぶしゃぶのかごのや、沖縄で人気の居酒屋目利きの銀次が出店している他、今ではタイで51店舗を展開するに至っているWine Connectionのタイ1号店が出店している。大澤代表は現地エージェントからの連絡を受け、すぐに渡タイし条件を詰めK-VILLAGEへの出店を決定した。
■K-Village Bangkokのウエブサイト
http://www.kvillagebangkok.com/
ほぼ同時期に、シンガポールのサンテックシティモールでのフランチャイズ出店の話が持ち上がり出店を決定。こちらはバンコクよりも早く2016年1月にオープンした。
オープン当初は閑散とした日が続いたが、ラーメンの美味しさと共に、「鶏コラーゲン」やマレー系の住民も多い中で「No Pork No Lard」といったキーワードも含めて、ブログやウエブメディアで話題となり、2週間後くらいから行列が出来きはじめ、1カ月目には30メートルの行列が出来るようになった。4カ月が経った今でも行列の絶えない話題の店となっている。
■サンテックシティシンガポールのウエブサイト
http://sunteccity.com.sg/
バンコクでは、物件契約からオープンまでの約半年間、大澤代表自ら毎月バンコク入りし準備を進めた。
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