ラーメン大激戦区バンコクにおいて、日本人のお客様だけではなく、タイ人のお客様にしっかり来ていただける店にしたいと考え、辛いものが大好きなタイ人の味覚にあわせて辛・鶏白湯ラーメンの辛味のレベルを5段階設けたり、ファミリー客が多いという事情にあわせてキッズプレートを用意、また、から揚げ、鶏天むすやつくね丼などといった従来の日本のメニューに加えて、高級寿司店でも提供されるアトランティックサーモンを丸ごと仕入れて、サーモン刺身、サーモンロール、サーモンサラダなどメニューの対策を立てた。
販促面ではタイ人向けに2カ月前からFacebookページを立ち上げ、美容の意識が高く、コラーゲン大好きなタイ人女性を意識したニュースリリースを展開し、現在では約14,000人近くのLikesを集めているが、58%が女性で、うち18歳~24歳の女性29%とラーメン店にしては女性比率が突出している。日本人向けにはWeekly Wiseなどのローカル日本語メディアへ広告展開をした。
■麺屋武一タイランドのFacebookページ
https://www.facebook.com/takeichithai/
タイでは遅れがちな内外装工事も順調に進み、当初の計画通り3月28日にオープンした。オープン日には多くのタイ人客が訪れ、麵屋武一の「コラーゲンたっぷりの美味しい鶏白湯ラーメン」とタイ人の間でたちまち話題となり、シンガポール同様に人気ブロガーやWEBメディアの取材が相次ぐほか、TV局3チャンネルの名物キャスターのリード氏の番組“アロイラッド・カプクンリード”の取材が入り、取材で麺屋武一の鶏白湯ラーメンを気に入ったリード氏が、すぐに東京の麺屋武一を訪問するなど話題の店となっており、オープンから1カ月半が経過した現在でも売上は伸び続けている。タイ人比率も65~70%と高く、特に週末はタイ人の女性の比率が高い。
■タイ3チャンネルの名物キャスター リード氏のInstagram
https://www.instagram.com/khunreed/
また、大手ショッピングモールなどからの出店オファーも相次いで受けており、大澤代表は年内にもう1店舗バンコクに出店したいと検討を進めている一方で、日本人以上に熱しやすく冷めやすいと言われるタイ人の来客がいつまでも続かずK-VILLAGE店の売上も徐々に落ちていくだろうと考え、2か月目から通勤帰りの日本人が立ち寄るエリアという地域の特性上、夜間帯の居酒屋メニューやアルコールを充実させるなど対策に余念がない。
麺屋武一の今後の展開に注目していきたい。
■店舗情報
【麵屋武一 バンコクK-VILLAGE店】
住所:93,95 Sukhumvit 26, Klongtan, Klongtoey Khwaeng Khlong Tan, Khet Khlong Toei, Bangkok 10110
TEL 02-259-9300
営業時間
11:00AM~23:00PM(ラストオーダー 22:00PM)
定休日:年中無休
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