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【シンガポール】シンガポールのトレンド飲食店から見る「食×〇〇」で生み出す体験価値の創り方

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モノ消費からコト消費へ -体験価値が重視される時代へ-

技術の進歩により、安くて質の高いモノが作られるようになった今、単なる価格競争に陥らないためには、企業は機能的価値(モノ)を訴求しているだけでは不十分であり、体験価値(コト)を訴求していくことが必須となっています。

体験価値を創出する際に、特に意識したいのは以下の2点。

Where:どこで価値を提供するか?

How    :価値を最大化するための手段は何が良いか?(表現方法、コラボ先など)

「食」は、

どんな場所でも提供でき(公園でも、空の上でも、どこだって食事を提供することはできる)、

価値の出し方は多岐に渡り(味や見た目は勿論、健康や美容など色んなテーマが考えられる)、

関連企業や団体も多いことから、体験価値を創造する上で最も適したテーマであると言えます。

シンガポールで見つけた「食×〇〇」で生み出す体験価値の創り方

今回は、シンガポールで見つけた「食にまつわる体験価値を訴求したサービス」についてご紹介したいと思います。

1.世界最大の観覧車の中で食べるフルコース「シンガポールフライヤースカイダイニングフライト」

高さ165m、42階建ビルに相当する世界最大級の観覧車「シンガポールフライヤー」。

26人収容可能という広々したゴンドラは全面ガラス張りで、中から見る市内の夜景の美しさは感動モノ。

なんと、このゴージャスな観覧車の中で、ディナーを食べられる「シンガポールフライヤースカイダイニングフライト」というサービスが提供されているのです。

(Image: Sky Dining on Cloud 9)

特別内装のカプセルで、食事をしながら楽しむスカイダイニングフライトは$299〜。(観覧車は2周します)

「観覧車の中で“美しい景色を見る”という非日常感を味わいながら料理を食べる」という体験価値を提供しています。

2.食べて、学んで、遊べる農園リゾート「open farm community」

緑豊かな広大な土地(35,000平方フィート)に建つ「オープンファームコミュニティ」。

地元の農家や、クリエイティブな料理を作る地元のシェフを集結させたレストランです。

敷地内には農園もあり、

ここで採れた農作物を使った料理をレストランで提供しています。

また、卓球台や

滑り台などの設備があったりして、

子供の遊び場にもなっています。

その他にも、定期的に地域のシェフを招いてイベントを開催しており、カフェが地域の人のコミュニティになっています。

単に新鮮な野菜を使用した料理を提供するだけでなく、「学ぶ」「遊ぶ」「地域の人と繋がる」という体験価値も提供しています。

この記事を書いた人(著者情報)

saho_komatsu

世界の食トレンド情報をはじめ、食マーケットを取り巻く情報を発信するサイト「Foody Style」代表。
趣味は「mog mog trip」で、海外の人気グルメや現地でしかできない食文化体験を求めて、世界20カ国以上の国を訪れている。
現在はシンガポールに住み、東南アジアの食トレンド情報を発信中!

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