2014年7月にスクンビットソイ31にオープンしたナポリピッツアレストランペッピーナ。バンコクで本格的なナポリピッツアが気軽に楽しめるお店として欧米人やタイ人の間で話題となり、すぐに予約必須の店となった。
オーナーシェフのPaolo Vitaletti氏(以下パオロ)はローマ出身のイタリア人。フォーシーズンズホテルなどの高級ホテルのシェフとして世界を渡り歩き20年以上の経験を持っている。ペッピーナはパオロと数名の株主と共に会社を設立し、オープンした。 ペッピーナの場所はスクンビットソイ31から入った一方通行の決して一等地とは言えない場所にあるが、富裕層のタイ人、欧米人や日本人などの多いエリア。約50坪の居ぬき物件を改装し、70席を確保、イタリアから2.5tの本格的なピザ窯を導入してオープンした。
18時半からの夜間だけの営業にかかわらず2014年末には月商で500万バーツを突破、今年に入り11時-15時のランチタイム営業を開始したが、日本人主婦らの人気に火が付き、昼間は日本人女性の姿が多く見られ、夜間も日本人比率が約1割~2割を占めるなど、ますます盛り上がりを見せている。
ペッピーナが繁盛する理由の一つとしてタイ人の中で芽生えてきた本物志向がある。 この数年の空前のバーツ高を背景に、タイ人は世界中を旅するようになった。 元来タイ人はクイッティオ(タイラーメン)やパッタイを食べる際など、卓上に置かれた砂糖・唐辛子・酢などの「甘・辛・酸味」を自分の舌に合うよう混ぜ合わせ調整するなど味覚が鍛えられているが、そんなタイ人が世界で本場の味を知ることで、タイに戻っても本場の味や美味しさ、その国の料理の「旬の味覚」までもを求めるようになってきた。
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