ー 焼肉店をオープンされてみて、いかがでしたか?
順調です!ある店舗ではオープン以降、周囲にホテルや駅が建設され、街全体が活気に満ちるようになり売上が伸びました。そんな成功例があるため、「先見の明」があると周りに言われることがあります。たまたま運がいいだけなんですけどね(笑)。
よく飲食店仲間と飲み歩いているので、そこで土地勘がついたのも一因だとは思います。売上が伸びそうなエリアかどうかの判断ができ、出店する際に物件の即断即決が可能になりました。
ー 先見の明もあって、順調に店舗を拡大させていたのですね!
20年程前よく上海とマカオに遊びに行っていたので、当時、両方に出店をしました。しかし上手くいかず…。その頃からシンガポールをはじめASEAN各国を訪れていました。海外出店をしたいという想いはあまりなかったのですが、数年前にシンガポールの日系飲食店で食事をした際に、まだまだ進出できる余地があると感じて「焼肉どんどんもここで挑戦できる!」と閃き出店。たくさんのお客様に愛されるお店へと成長しました。
ー お客様に愛される店にするための工夫を教えていただけますか?
「ティモテ」という日本人スタッフを1ヶ月ほどシンガポールに派遣し、「私の友人を紹介するから遊びまくって知り合いを増やしてきて」と依頼しました。シンガポールは自分で売上アップの法則を開拓するというよりも、先人によって成功への道筋がある程度分かっています。そのため、現地でうまくいっている経営者の方と仲良くなり、さまざまな情報を伺うことが成功への近道です。
↓↓以前掲載したティモテさんのインタビューはこちら↓↓
【シンガポール】大阪焼肉WA DON-DONリージョナルマネージャーインタビュー(前編)
【シンガポール】大阪焼肉WA DON-DONリージョナルマネージャーインタビュー(後編)
ー 「人」が大切なのですね。
そうですね。実はティモテはもともと独立しようとしていたのですが、「最後の記念になるかもしれないから行ってこい」ということで、シンガポールに調査に行かせたところはまりました。今ではさまざまな交渉や近所の日系飲食店の方との関係作りなど、多くを任せております。また、ティモテは「元気ファクトリーのやり方」を遵守するのではなく、「シンガポールにあった元気ファクトリーのやり方」を提案してきます。その気付きにも驚かされることばかりで、ティモテだからシンガポールの成功があったと思っています。
ー そうだったのですね。シンガポールでも先見の明を発揮されたと伺いました。
シンガポールのビジネス街・タンジョンパガーでドミナント出店(チェーン店が地域を絞って集中的に出店する経営戦略)をしているのですが、1店舗目と2店舗目をオープンする間に、周囲に高級バーができたり、観光地化したりして客足が急激に伸びてくれました。弊社は大阪・天満でドミナント出店をしているのですが、私にはタンジョンパガーが天満に見え、ここで出店をしていく決意をしました。また、当時はまだタンジョンパガーの家賃は日本よりも安かったため、挑戦することができました。
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