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【TOP INTERVIEW】Kenji’s Lab 中山 健次氏

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新型コロナ禍で新たな取り組みを実施

ー 客足が安定したということは、順調に売り上げを伸ばしていったのでしょうか?
はい、約7年ほど同じテナントで常連様をはじめ、多くのお客様にご来店いただきました。しかし、新型コロナウイルスの影響で状況が一変。バンコクでは2020年3月頃からロックダウンが行われたのですが、帰国した日本人駐在員が多かったようで、今まで日本人が7割、タイ人が3割だった当店の客層が逆転しました。
また、蜜を避けるために少人数での利用が増え、客足は減少しましたね。

ー 何か対策をされたのでしょうか?
デリバリーとテイクアウトをスタートしました。デリバリーアプリは使用せず、新型コロナ禍で仕事が激減した仕入先と提携しました。仕入先のドライバーにお弁当の宅配を依頼したのです。送料は距離によっても異なるのですが、1回100バーツ(約346円)ほどに設定しました。また、納入先がなくなっていたトマトを大量に仕入れて店舗販売を行ったり、「SOCIAL DISTANCE」と書いたTシャツを作成してグッズ販売したりしました。新しい取り組みを行うことでスタッフの出勤日数制限や給料の削減を行わないよう常に店舗を営業し、お客様の受け入れ態勢を万全に保っていました。ロックダウン中に取られた店内営業禁止や時間短縮営業措置に対してのタイ政府からの補助金などは、一切ありませんでしたね。

実際に作成されたTシャツ

ー 通常時とは異なる新しい取り組みを積極的に行われたのですね。
そうですね。次々と新たな取り組みをスタートさせたので、スタッフは混乱していました。普段から考える習慣を身に付けるようにマネジメントしているのですが、なかなかうまくいっていませんでした。今回、同時にデリバリー・店内・テイクアウトの注文に対応しなければけない状況になったことで、スタッフ自身が効率よく業務を進めるために工夫をするようになり、仕事に対する意識やスキルの向上につながりました。

「Kenji’s Lab」今後の夢とは

ー 今後の予定を教えてください。
以前、「Kenji’s Lab」の近くで丼ものを提供する「よーい丼」を運営していたのですが、立地が悪く閉店してしまいました。場所次第ではニーズがある業態だと思うので、機会があればいつか復活させたいですね。
また、焼き鳥屋の店舗運営コンサルティングなどを行っていたので、今後もこれまでの知識やノウハウをどんどん提供していきたいです。

ー 最後に、夢を伺えますか?
「自分が行きたい、働きたい店をつくる」ことです。これからも自分のやり方価値観でお店をつくっていきたいです。
また、当店のタイ人スタッフたちと日本に行き、満足に食事できない子どもたちに食事を提供している「こども食堂」でボランティア活動を行ったり、バンコクのスラムの子に料理を教えたり、就業支援をしたいです。未来ある子どもの支援を夢としています。

店舗情報

店舗名 Kenji's Lab
店舗住所 836-858 Soi Thara Rom 2, Khwaeng Khlong Tan Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon 10110 タイ
電話番号 +66 80 449 3883
営業時間 月~金曜11:30~15:00、17:00~21:00、土曜16:00~21:00
定休日 日曜
URL https://www.facebook.com/KenjisLab
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この記事を書いた人(著者情報)

rin

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