ここ最近、ヤンゴンっ子の話題をさらっているのが、ミャンマー初の路面フードコート「ラーショー・ナイトマーケット」だ。
人気を分析してみたい。
ミャンマーの最大都市ヤンゴンに最初にできたフードコートは、2015年12月にオープンした複合商業施設「ミャンマープラザ」内のものだったと記憶する。
ショッピングセンター「ユザナプラザ」にもフードコートと言えなくもない飲食店街があるが、テーブル席が並ぶ広いスペースを囲んで各店のカウンターがずらりと均質に並び、別々の店で注文した料理を同じテーブルで食べられるタイプのモダンなフードコートはなかった。
また、入口であらかじめ専用カードにお金をチャージし、各店の支払いはそのカードで行うという形式を取り入れたのもミャンマープラザが最初。
その後オープンした大型ショッピングセンター内のフードコートはほぼすべて、この方式を採用している。
「ラーショーナイトマーケット」がこれまでのフードコートと違うのは、路面店ということ。
ショッピングセンターの外にある単独のフードコートとしてはミャンマー初だ。
中間所得層が多く住む市街東北エリアにあり、富裕層が住むバハン地区からも車で来やすい。
同店が面するワイザーヤンダー通りは、ここ2、3年で次々と大型人気店が誕生している注目のエリアでもある。
何よりも、同店はテナントのラインナップが新鮮。
ショッピングセンター内のフードコートはテナント料が高いせいか似たような大資本系の店が多いが、ラーショーナイトマーケットには、これまで見かけなかった店が多く出店している。
屋台もいくつか並び、ここで注文した料理もフードコートのテーブルで食べることができる。
テナントを見渡すと、ベトナム料理店、シャン族料理店、東部シャン風バーベキュー店、モン族料理店、カチン族料理店、ベイッ(ミャンマー南部)料理&タイ料理店、ミャンマー家庭料理店、串揚げ店、マーラーシャンコー専門店、豚モツのビュッフェ店となっている。
マーラーシャンコーは当サイトでも紹介した、この1、2年ヤンゴンを席巻している流行料理で、郷土料理や少数民族料理も最近の流行りだ。
さらに、人気ケータリングデザート「アンブロジア」のスイーツも扱うなど、トレンドをまんべんなく抑えた絶妙なセレクトだ。
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