「焼肉どんどん」の今後の展開・夢とは

ー　今後の出店予定について教えてください。
年内に大阪屈指の飲食街である「裏難波」にオープン予定、11月29日に天満（大阪府大阪市）の「博多串焼きバッテンよかとぉ」がリニューアルオープン予定です。また、2020年にはタンジョンパガーに博多串焼き業態のお店をオープンします。

ー　今吉社長のビジョンを教えてください！
80歳までは経営者としてお店を続けていきます。今が58歳なので、22年で「どうやって人を育てるか」が課題です。私が第一線で働いていたときは前しか見ずアクセル全開で走り続けていましたが、今後は、時にはブレーキをかけて立ち止まり誰もが運営できる形を作っていきたいと考えています。

ー　そのために工夫されていることはありますか？
「分社化」です。分社化することで「社長」という役職が付きます。それにより「責任感」が伴い、今まで以上の力を発揮する社員もいると思います。2億を売上られるスタッフが20人いれば、グループの売上としては40億円になります。それをかなえるべく暖簾分け制度を導入したり、セントラルキッチン（複数の店舗で使用する商材を加工する工場）を作ったりしています。

ー　分社化というと、暖簾分けなどを想像してしまいますが、飲食店ではない部門も設立されたとか。
自社で「施工部」や「デザイン部」を作りました。自社だけで考えるとデザインが偏ってしまうことがあるので、他の業者とタッグを組むことも。自社で内装工事を行うことで、通常3～5年と言われている初期費用の償却期間を2.5年にまで縮めることができました。飲食店って考え方次第で、このような可能性もあるから面白いです。結果として「筋肉質で力強い経営」をしたいと考えています。

ー　最後に今後の夢・ビジョンを聞かせてください。
店舗数を重要視するよりも、1店舗1店舗をブラッシュアップしていき、面白い店舗を作っていきたいです。「お客様と一体になって最高にオモロイ時間をつくりたい」という想いで、関わるみんなが幸せになる「人を幸せにする飲食店」を目指しています。そのためにも、今まで以上に「分社化」などで社員のチャンスを拡大させていきたいと思っています。

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