現在バンコクではフリーランスが増加しています。
フリーランスとは、会社や団体などに所属せず、仕事に応じて自由に契約する人のことです。
今回はバンコクでフリーランスウェブディレクターをしている日本人を調査しました。
今回調査したのは、フリーランスウェブディレクターの大滝昇平(27歳)さんです。
東京の会社に属し、リモートで仕事をしながらディレクターをしています。
主にウェブサービスやウェブサイトの構築などの案件をディレクションする役割を指します。
大滝さんは元々プログラマー、デザイナーとしてこれらの案件を一人でこなしており、技術的なスキルや経験があるため、リモート職でもウェブディレクターとしてリーダーシップを発揮しています。
大滝さんは「新興国で高度経済成長を支えられるサービスを作りたい」との想いから新卒で産業ロボットの会社に入社しました。
しかし、内定をもらった直後に交通事故に遭い、死や将来と向き合う中で「大学卒業したら就職するのが当たり前」という概念を疑い始めました。
「海外駐在のポジションは30代で、それまでは修行」という慣習の会社で20代を終わらせたくないという想いから、1年で退職しました。
その後、フィリピン留学中にボランティアをする中で「プログラミングが自分の想いを最も叶えられるものだ」と確信を得たため、エンジニアになる決意をしました。
そのボランティアでは、15歳の裕福な家庭の女の子が同年代の貧しい女の子に対してボランティアをしていました。
「歳はほぼ同じなのに生まれた環境が違うと差がついてしまう現実を解決したい」「プログラミングであれば、貧しくて学校に行けなくともスキルさえあれば可能性を広げられる」と考え、まずは自分がエンジニアになることを決意しました。
その後日本のウェブ制作会社である株式会社イーガオに転職し、3年前からエンジニア・デザイナー、2年前からウェブディレクターになりました。
1年前からバンコクでフリーランスを始めつつ、リモートで社員をしています。
現在はディレクターとして案件を回しつつも、様々な新規事業を立ち上げています。
クリエイター支援
音楽家が音楽だけで食べていけるように、フリーランスが下請けとして搾取されるのではなく、クリエイターとして独立できるよう支援しています。
具体的には、
・アカペラバンド「ユナイテッドサンタ」のプロデューサー
・フリーランス案件獲得支援のハタラク、フリーランスの交流支援のLancepod(開発中)
・WEBクリエイター集団CLAYの立ち上げ
・フリーランスエンジニア志望者の質問にyoutube配信で答えるエンジニア生放送講師
・フリーランスが案件獲得をしやすいwordpressテーマを制作
・フリーランスエンジニア・起業家コミュニティiSaraへの参画
iSaraではプログラミングや案件の取り方などを教え、フリーランスエンジニアを支援しています。
新興国の支援
大学時代からの想いである新興国の支援をしています。
職がない新興国の人々の自立支援や、従来のNPOが行う新興国への食物や服など物理的支援ではなく体験の支援を進めています。
具体的には、
・タイの山岳民族と一緒にトートバック制作
・体験をプレゼントするNPO(進行中)
11:00 起床&読書
12:00 昼食
12:30 ディレクション
19:00 夕食
19:30 仕事、twitterやゲーム
24:00 就寝
大滝さんはiSaraというバンコク郊外の20代のフリーランスが集まるシェアハウスに住んでいます。
平日と休日の区別はなく、「今日休む」と突然決めた日が休日になるそうです。
休日は読書やtwitter、市内に遊びに行き食事をしたり高級ホテルに泊まります。
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