動物と遊べる場所をプレイルーム内に限定していることにより、店内は清潔で、飲食スペースでは動物の臭いがまったくしません。
ソファやクッションのある席でゆっくりくつろぐのもよいでしょう。
カフェメニューは、近隣で人気のカフェチェーン店の価格設定と大差なく、一部抜粋すると以下のようになっています。
アイスカフェラテ $2.35
フラッペ $2.30〜
イタリアンソーダ(各種フルーツシロップの入ったソーダ) $2.10
アイスタイミルクティー(タイ式アイスミルクティー)$2.10
オープン当初は、カンボジア人の間で定番のアイスカフェラテがよく売れていましたが、最近ではフラッペ、イタリアンソーダ、タイティーなどを試すお客様も増えてきたそうです。
オープン後3ヶ月以上経過した現在の入客数は1日200名以上。
顧客層はカンボジア人:外国人=7:3程度の割合で、カンボジア人が大半だそう。
早朝は学生が目立つものの、その他の時間帯には社会人も多く入店します。
ペットを持ち込むことも可能であるため、週末になると愛犬家や愛鳥家のグループがペット連れで集う姿も見られるということです。
「今のところ好調ではありますが、お客様からの要望を踏まえ、改良を重ねていきたい。」とNay氏。
具体的には、現在数種のパンを置いているに過ぎないフードメニューを拡充予定。
生クリームやフルーツが乗った厚切りトーストや、韓国風かき氷や台湾風アイスクリームなど、アジア各国のトレンドを取り入れたメニューを開発中だそう。
動物については、カンガルー類や、ネコ科のサーバルなどの追加を検討しているとのことです。
カフェで動物と触れ合ったお客様からは「動物を販売してもらえないか?」との問い合わせも多数ありますが、現状では、Nay氏は販売を考えていないといいます。
カンボジアの家庭で飼育するペットとして一般的なのは、犬、猫、鳥程度であるため、「Zoo Cafe」にいる動物はカンボジア人にとって珍しいものばかり。
主にタイで動物を入手しているNay氏ですが、Nay氏の初めてのペットであるマーモセットが病気になった時、カンボジアの獣医でさえもマーモセットという動物自体を知らず、適切な処置を施せないまま亡くなってしまったそう。
それから、Nay氏はそれぞれの動物に適した生育環境や飼育方法を独学で徹底的に勉強し、ワクチン接種も施した上で、カフェオープンにたどり着いたのです。
そうした知識を持たない一般の人に動物を販売しても、数日で死なせてしまうかもしれません。
Nay氏は、購入したい動物の生育環境・飼育方法についてNay氏からしっかりと学び、適切な取り扱いができる状態になった人にのみ、見積を出すことは可能だといいます。
ただ、直接販売はせず、販売元との取次に留めたいということです。
また、猫カフェオープンブームの高まりを受け、
「今後「Zoo Cafe」のように珍しい動物と触れ合えるペットカフェを開きたいという人がいたなら、やはり動物についてよく勉強してからにした方がよいと思います。」
「1匹$2,000以上で購入した動物を、適切な環境で育てられなかったために、すぐに死なせてしまったらどうでしょう?次々に新しい動物を購入するような状況では、うまく回りませんよね。」
といったアドバイスも。
ビジネス面も考慮した発言ながら、彼の言葉の端々には動物たちへの深い愛を感じずにはいられません。
将来的には、自身で大きな飼養場を作りたいという夢も語ってくれたNay氏が、愛情をこめて経営する「Zoo Cafe」。
プノンペンのトレンドスポットとして、要注目です。
————————————————————————————————————
■Zoo Cafe
【住所】St.432, Corner of St.135, Phnom Penh
【電話】093 789 003
【定休日】なし
【営業時間】7:00〜21:00
【Facebookページ】https://www.facebook.com/zoocafephnompenh/
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介