「日本食レストラン、バンコクで飽和 競争激しく」「タイ日本食レストラン競争激化 閉店年間271店」、最近のバンコクの日本食レストラン事情について新聞などのメディアで見られた記事のタイトルである。
そんな日本食激戦地区といわれるバンコクにあって2012年にバンコク1号店オープン後、順調に店舗数を伸ばし9月5日には9号店をオープンしたとんかつMAiSENをフランチャイズ展開するS&Pインターナショナルフーズのライバ・ティラコーン氏(35歳 以下、ニックネームのジェムさんと表記)にインタビューを実施した。
記者)母体のS&Pシンジケートについて教えて下さい。
ジェムさん)親会社のS&Pシンジケートは1973年に私の祖母がスクンビット23にアイスクリームパーラーをスタートしたのがはじまりです。のちに子供達、私の父とその兄弟が加わり、現在タイ全土に約450店舗のS&Pレストランなどを展開、また冷凍食品の製造販売やケータリングサービスなど多角経営しています。
S&P Syndicate Public Co.,Ltd.
http://www.snpfood.com/th/
(S&Pシンジケートは2015年の売上高76億バーツを超えるタイ外食大手で中国でのレストラン展開も発表している。)
記者)とんかつMAiSENをはじめたきっかけは
ジェムさん)アメリカの大学を卒業後、2003年から1年間東京の日本語学校に通った後、2008年まで日本で働きました。コンピューターサイエンスを専攻し、職場もその方面でしたが、家業がレストランということもあり、やはり食べること、特に日本食が大好きでいろんなお店を食べて廻りました。
「美味しくて口の中でとろけるとんかつ」と友達から噂を聞いて初めてMAiSENに行ってから、タイから家族や友達が訪ねてくる度にMAiSENに連れて行きました。
(余談であるが、日本では「箸で切れるとんかつ」で知られるMAiSENのキャッチコピーについて、タイ人は箸を使わないためピンとこず「美味しくて口の中でとろけるとんかつ」として知られているとのこと。)
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