ホーチミンの第二の日本人街と言われるファンビッチャン通り。
このエリアにオープンした、理容室とバーが一体になったユニークなお店「JOKER THE BARBER ✕ BAR」。
今回はマネージャー兼理容師の高木さんにお話をうかがいました。
記者:ベトナム進出までの簡単な経歴を教えてください。
高木氏:当時日本で勤務していた美容室のオーナーと共同出資をしてベトナムに新店舗を立ち上げるという話をいただき、その美容室の店長という立場でホーチミンに来ました。
2018年にその美容室を離れて独立し、現在に至ります。
記者:ベトナム進出のきっかけは何ですか?
高木氏:日本で働いていたときから海外進出はずっと考えていて、様々な国を見て回りました。
特に注目したのがカンボジア、タイ、フィリピン、ベトナムの4ヶ国です。
そこからベトナムを選んだのは、治安の良さや平均年齢、これからの経済成長などのバランスが良く、何より暮らしやすそうだなと思ったからです。
記者:ベトナム進出前に準備したことは何ですか?
高木氏:ベトナム人を理解できるように、ひたすら文化や食生活などを調べました。
顧客として、パートナーとして、今後は多くのベトナム人と接すると思い、言葉はもちろん、彼らに対しての理解を第一に考えていましたね。
実際に飲食店に勤める在日ベトナム人と仲良くなって、生の情報を聞いたり、言葉を教えてもらったりしていました。
記者:なぜ、“理容室×バー”という形態を始めようと思ったのですか?
高木氏:以前、ニューヨークへ視察に行ったときに、似たような形態のお店を見つけたことがきっかけです。
そこは理容室とカフェでしたが、店員さんに伺ってみると、理容室×バーという形態のお店は、欧米ではメジャーとのことでした。
その溜まり場のような雰囲気と、リラックスできる大人な空間に一目惚れをして、いつか実現しようとアイディアを膨らませていました。
そこで、独立する際に、店舗を作り上げました。
しかし、独立後の最初の店舗では、1人でカットもバーもやっていたので、理想とは違っていました。
あるとき、ひょんなことから日本でバーテンダー経験を持つ今のパートナーと知り合い、私はBARBERを、彼はBARを、ということで、内装と立地の条件をすり合わせながら、現店舗の「JOKER THE BARBER × BAR」が完成しました。
記者:立地はどのように選びましたか?
高木氏:理想とする店舗の内装や間取りのイメージを事前に決めていたので、あとはそこにどれだけ近づけられる物件があるかというのがポイントでした。
不動産業を営む方や、候補とするエリアに詳しい方に相談をしていたところ、知人の紹介で理想に限りなく近い物件が見つかり、即決しました。
記者:どの様なお客様がいらっしゃいますか?
高木氏:当然のことながら最も人口が多いので、最初に集客しようとしていたのはベトナム人でした。
ただ実際には、80%が日本人、15%がその他外国人、ベトナム人は5%程度ですね。
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