市民にスマートフォンが普及し、さまざまな情報を共有できるようになった昨今。
インドネシアの消費者に、ある大きな動きが起こっている。
それは健康志向だ。
毎日の食事にありつければ幸運と言われていた昔と違い、市民はパッケージの裏側の表示や原産地、そして添加物の有無に対してデリケートになった。
肥満の原因になるパーム油や過度な糖分、さらに着色料や保存料も極力避ける意識がここ数年で確立されたのだ。
そこで注目されたのが、19世紀以来のレシピを受け継ぐRoti GOである。
この店のパンには、現代的な食品添加物は一切入っていない。
さらにパンの種類の豊富さや、石窯で焼く昔ながらの製法を守っていることを、大手メディアがこぞって取り上げたのだ。
Roti GOの提供するパンは、どれも3000ルピア(約23円)から6000ルピア(約47円)の間で収まっていて、地方都市だからこその安価と言える。
しかも、19世紀以来の製法でパンを焼く店は、インドネシアのみならずアジア全体を見ても希少な存在だろう。
近年の健康志向が「食の先祖返り」を促しているとも言える状況なので、Roti Goはますます注目を集めそうだ。
大都市での動向ばかりが注目されがちなASEAN諸国の飲食業界であるが、地方都市に目を向けると我々の知らない老舗店が今も営業を続けているのだ。
Roti GO
Jl. Jenderal Sudirman, Kauman Lama, Purwokerto Wetan, Purwokerto Tim., Kabupaten Banyumas, Jawa Tengah 53147 Indonesia
TEL:0281-636241 /085100633241
【参考】
Roti GO-Instagram
※1インドネシアルピア=0.0078円で計算
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