◆PayNow
PayNowは、携帯電話番号だけで送金ができるキャッシュレス決済アプリケーションです。
シンガポール最大手の銀行DBSグループホールディングス、オーバーシーチャイニーズ銀行(OCBC)の他、アメリカのシティバンク、イギリスのHSBCなど全7行の口座を保有していれば、他行への個人間送金も無料でできます。
あらかじめ携帯番号の登録が必要で、国内口座間のみ利用が可能です。
また、シンガポール銀行協会が法人の個別企業登録番号(UEN)を発行しており、この番号が分かれば、企業間の送金も円滑に進められる「ペイナウ・コーポレート」のサービスも提供されています。
◆NETS
シンガポールで最も普及している支払い方法です。
NETSには、複数の決済方法があります。
1つ目は、クレジットカードだけど暗証番号の入力やサインを記入する必要がない、機械に読み込ませるだけで支払いのできるNETS Contactless Cardsです。
2つ目は、モバイル決済に当たるスマホ用アプリケーションのNETS Payです。
こちらはかざして通信できる技術「NFC」対応のスマートフォンを利用することにより、暗証番号を入力すれば支払いができます。
最後にNETS FlashPayです。
こちらはお金をチャージすることにより利用が可能なカードで、日本のSuicaなど交通系電子マネーのようなものです。
ちなみに、シンガポールの交通系電子マネー「EZ-LINK」も有名です。
事前にチャージをする必要があるので、使い過ぎを防ぐ効果があります。
NETSのさまざまなサービスは、クレジットカード決済などに対応していない飲食店や商店他で使えます。
◆DBS PayLah!
DBS PayLah!とは、シンガポール三大銀行のDBSが提供するQRコード決済のアプリケーションです。
こちらのアプリケーションの特徴は、今まで簡単ではなかった個人間の送金です。
従来のQRコード決済では、送金する度にお金をチャージする必要がありましたが、このアプリでは、個人の銀行口座から直接送金することが可能になりました。
こちらのアプリケーションの登場により、友人と食事をした際の割り勘が容易になりました。
また、DBS銀行の口座と連携しているため、毎回お金を補充する必要がありません。
今回は、シンガポールで利用者の多いキャッシュレス決済の3選をご紹介いたしました。
シンガポールに在住した際には、使ってみてはいかがでしょうか?
※1シンガポールドル=約78.37円で計算
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