同社CEO市川さんは、前職の大手IT企業勤務時代にも海外事業責任者としてASEANで働いていました。
2015年頃にミャンマーで働いた経験もあり、ミャンマーの軍事政権が自由化へと推し進められる激動の時代を目の当たりにしたのだそう。
「外資が一気に押し寄せ、国全体がものすごい早さでダイナミックに変化していきました。
まるで明治維新に立ち合ったようでした。
交通や医療、ITなどのインフラが整い始めてきたのを見て、次はコンテンツメディアの時代が到来すると感じたのです」と市川さん。
さらに「“アジア最後のフロンティア”と称されるミャンマーで、コンテンツビジネスをスタートさせるのは、今が一番いいタイミング」と市川さんたちは判断。
ミャンマーは仏教国で日本人の感覚と良く似た感性を持ち合わせ、親日国なので成功の可能性は十分にあるとも感じました。
どのようなコンテンツメディアにするか考えたとき、彼らは人間の三大欲求の1つ、食欲に注目しました。
食(フード)に技術(テクノロジー)を活用した「フードテック」という発想でyatharを構築。
「A.I.などの最新IT技術を駆使したグルメプラットフォーム、加えてグローバリズムが当たり前に叫ばれるこの時代には必要不可欠な多言語対応したもの。
これなら画期的で競合にも勝てると思いました」と市川さん。
「ミャンマーはグローバル展開を考えた際、その位置もとても魅力的です。
東を見れば発展著しいASEAN諸国、西を見れば巨大な人口を抱えるインドなどの西アジアがありますから」と市川さん。
今後は同領域に留まらず、今世界的に注目を集めるフードデリバリーサービスとなるyathar Deliveryや、ビューティーサロンやネイルサロン、エステやマッサージ店などのプラットフォームとなるyathar beauty、系列店舗で利用できるポイントサービスを持ち合わせたキャッシュレス決済サービスのyathar Pay等、さまざまな領域にサービスを拡大させる予定です(これらのサービス名称は仮です)。
もちろんミャンマー以外の国にも進出していく計画です。
「ミャンマーから世界をリードするテックカンパニーとして、世界中のユーザーと社会に貢献できるサービスを提供していきます」と市川さんたちは意気込んでいます。
yatharを世界中の人々の生活に欠かせない、スーパーアプリに育て上げていく計画のようです。
今後の展開が見逃せないですね!
■World Street Myanmar Yathar Co., Ltd.
住所:ヤンゴン市
代表者:市川 俊介
資本金:70万ドル(約7,630万円)
URL:https://yathar.com
※1アメリカドル=約109円で計算
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