現在マレーシアはイスラム教徒の宗教習慣ラマダン(Ramadan)の期間。
ちなみに2017年は5月27日〜6月25日までの一ヶ月間である。
「2017年は」としたのはイスラム教が純粋太陰暦(イスラム暦)を採用しているため、毎年時期が異なるからだ。
ラマダンといえばイメージは断食。
といっても飲食をせず過ごすのは、1日の間で日の出から日没までの間となっている。
マレーシアの日没は夜7時すぎ。
日が暮れてから食事時間となるため、レストランなどはいっせいに人が押し寄せ大混雑となる。
ラマダン明けの祝日ハリラヤ・プアサ(Hari Raya Puasa)は連休のスタートだ。
日本のお正月のように故郷に帰省したり、親戚一同が集まって盛大に祝う。
ラマダン期間は工事現場の進行の遅延や小売店、飲食店の休業なども目立つ。
職場などでは通常より朝早く出社する分、定時より早めに帰宅することも許されている。
だがその分を日没後に取り戻すがごとく、ラマダン明けの祝日に向けて、各企業やメーカーなど各自趣向を凝らした販促キャンペーン活動が目立つ時期でもある。
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