日本人を狙った誘拐事件の発生は確認されていませんが、近年では以下のようなケースが報告されています。
・ジャカルタ中心部、スディルマン通りへ向かう歩道橋上り口付近で、邦人が白昼強盗に遭った。犯人グループの1人が「ハンカチが落ちましたよ」と声を掛け被害者の気を引き、その隙に仲間がポケットから財布やスマートフォンを奪った。
・インドネシア西部北スマトラ州メダン市にて、邦人観光客が歩行中、後方から接近してきたオートバイに乗車した2人組に所持していたカバンをひったくられた。
・バリ島サヌールビーチの砂浜に座り、肩掛けバッグを側に置いて携帯電話を操作していたところ、パスポートや現金などが入ったかばんがなくなっていた。
こういった被害に遭わないためには、以下のような対策が必要です。
・外出する際、できるだけ貴重品は持ち歩かないようにする
・歩道ではかばんを車道の反対側に持ち、体の前方に保持する
・歩きスマホは注意力が散漫になるため、安全な屋内に移動してから使用する
一方、インドネシアは東南アジアの中で最もテロの可能性が高いと言っても過言ではありません。
2002年10月にはバリ島のディスコでイスラム過激派による大規模なテロが発生し、202人が犠牲になりました。
その中には日本人2人も含まれます。
また、最近では2021年7月、インドネシアの治安当局が国内11州でテロ捜索を行い、17日のインドネシア独立記念日を狙ったテロを計画していた容疑で53人を逮捕した。
そのメンバー全員がイスラム過激派に所属していました。
現在もテロの脅威が残っており、インドネシアにある日本大使館は9月13日までに、「テロ攻撃に関する脅威情報」と題する領事メールを在留邦人に向けて発信しました。
現地大使館も注意を呼び掛けています。
インドネシアで活動するイスラム過激派は現地の政府や軍、警察、または欧米イスラエル権益を狙う可能性があるので、欧米大使館などの施設などには、できるだけ近づかないことが重要です。
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