前回の第1回に続き、この数年で日系飲食チェーンの展開を始めた比較的新しいタイ企業についてまとめます。
(Betagro Public Co., Ltd.http://www.betagro.com/ )
タイ畜産・養鶏事業等を中心とするアグリビジネスを展開する大手のベタグロ・グループ。タイでは伊藤ハム、味の素、丸大ハムなどのそうそうたる日本企業と合弁会社を設立しているほか、レストラン事業でも大戸屋のタイ進出から2011年のセントラルレストラングループへの売却まで合弁パートナーを務めた。
①ポムの樹
2014年3月24日に株式会社ポムフード(鹿児島県姶良市 出原孝雄代表)と「創作オムライス ポムの樹」をタイで事業展開するため合弁契約を締結。2014年6月にBetagro-Pomme Food Co., Ltd. (資本金3300万バーツ 出原久美子代表)を設立し、2015年3月にBTSプロンポン駅に直結してオープンしたショッピングセンター・EMQUARTIER(エムクオーティエ)にタイ1号店を出店した。同年8月にはセントラルウエストゲートへ2号店を出店した。
②讃岐宮武製麺所
日本最大手の宅配ピザチェーン「ピザーラ」や外食店を手がけるフォーシーズ(東京都港区 淺野秀則代表)と合弁会社「ベタグロ・ファースト・コレクション」をベタグロ60%、フォーシーズ30%、ボストン・トレーディング10%をそれぞれ出資して設立。2013年11月にサイアムパラゴングランドフロアに「宮武讃岐製麺所」とピザ店「ピザーラエクスプレス」を展開する。現在、エムクオーティエ、エンパイアタワーなど4店舗展開している。
③リトルマーメイド
日本で300店舗以上展開しているアンデルセングループのベーカリーチェーン「リトルマーメイド」のタイで展開する合弁会社「ベタグロ・マーメイド」を設立。2015年3月にオープンしたエムクオーティエ内にリトルマーメイドをオープンした。
空港からバンコク都内へ入ってくると目に飛び込んでくる一番大きなビルがバイヨークスカイタワー。バイヨークスカイタワーをはじめバンコクやチェンマイでホテル業、不動産業を本業とするバイヨークグループの3代目で日本への留学経験のあるピヤラート・バイヨーク(Piyalert Baiyoke)氏が飲食事業を確立したいと考え設立したのがPDSホールディングである。
①矢場とん
名古屋名物みそかつ矢場とんを展開する株式会社矢場とんとフランチャイズ契約を締結し、2014年11月にトンローのJ-Avenueにオープン。2015年12月にはバンコク郊外のセントラルイーストビレへ2号店をオープンした。
②世界の山ちゃん
幻の手羽先が名物の居酒屋、世界の山ちゃんを展開する株式会社エスワイフードとフランチャイズ契約を締結し、2014年12月にスクンビット39に世界の山ちゃんタイ本店をオープン、2015年11月にはタニヤ店をオープンした。
③内田家らーめん
2012年にタニヤで開業した家系ラーメン店。2014年7月に前オーナーからPDSホールディングがノウハウと店舗を買い取り運営開始、2015年10月にはスクンビット39に2号店をオープンした。
④一幸舎
博多一幸舎を展開する株式会社ウインズジャパンと2016年2月にフランチャイズ契約を締結し、2016年5月にバンコク都内へオープンすると発表した。
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