マレーシアには、雨季と乾季の2つのシーズンが存在します。
乾季になると雨の頻度が極端に減り、強い太陽の日差しが照りつけます。
太陽の日差しは本当に強力で、皮膚がヒリヒリ痛くなることも。
乾季には、マレーシア政府から「40度越えが予想されます。
昼間は出歩かないなど、くれぐれも注意しましょう。」などの勧告が発信されているほど。
気温が40度越えになる場合は体感温度が50度越えになることもあり、熱中症にならないよう注意した行動が必要になります。
そんな中、マレーシアのローカルは暑さ対策をしながら乾季を乗り切っています。
今回は、ローカルから学ぶ暑さ対策をご紹介します。
当たり前といえば当たり前なのですが、暑い時には水をとにかく飲むように勧められています。
お互いに「水を飲んでいる?」と声をかけあいながら水を飲みます。
マレーシアではプラスチック製の水筒があちこちで売られ、多くの人はそれに水を入れて持ち歩いているのですが…その水筒の大きさが半端なく大きいんです!
1ℓは当たり前、1.5ℓもの大きな水筒を抱えて歩いている小さな子供の姿もよく見かけます。
自分と同じくらいの大きさのボトルを必死に抱えている子供の姿は可愛らしく、微笑ましい光景。
マレーシアの子供達は、幼い頃から自分の水を持ち歩くように訓練され、脱水症状や熱中症から身を守るように教えられています。
しかし、汗を大量に書く場合、水を飲むだけでは体の吸収が追いつかないことも。
そんな時は、別の方法で水分補給をする必要があります。
ココナッツジュースの浸透圧は体の浸透圧とほぼ変わらないと言われ、水を飲むのに比べ早く水分を吸収してくれます。
まさに天然のスポーツドリンク!脱水症状対策にぴったりな飲み物なのです。
ありがたいことに、マレーシアにはあちこちにココナッツが存在しています。
日本でココナッツジュースを飲む場合、(熟れていないものを輸入しているので)あまり美味しくないことが多いのですが、マレーシアで飲むココナッツジュースはとにかく甘くて美味しいのです!
そんなココナッツジュースは、フードコートに行けば大抵飲むことができます。
ココナッツを丸ごと注文するのもよし、コップに入れてもらうのもよし。
いずれも美味しく飲むことができます。
フレッシュなココナッツジュースを飲むのが難しい場合でも大丈夫!
スーパーマーケットに行くと、ココナッツドリンクが比較的リーズナブルな値段で売られています。
ココナッツドリンクの容器は、蓋がついていて持ち運びできるようになっているものも。
出かける時にカバンに入れておくと便利です。
ただし、ココナッツジュースを飲むと、本当にすぐ体に浸透しトイレに行きたくなります。
長距離移動の際には飲むのを避けましょう。
マレーシアには、華僑から伝わる中国漢方が存在しますが、その中には「涼茶」というお茶があります。
涼茶とは、たくさんの漢方薬を煮出して作った飲み物。
体のデトックスに加え、熱くなった体をクールダウンする効果があります。
即効果があるというわけではありませんが、「涼茶」を飲むことにより熱中症になりにくくなるのは事実のようで、華僑以外からもこのお茶の効果は認められており、マレー系やインド系の方も「涼茶」を飲んでいる姿をよく目にします。
「涼茶」は中国漢方薬局に行くと置いており、自宅で「涼茶」を煮出す為のパックも販売されています。
大型スーパーには中国漢方薬局が必ず入っているので、そこで購入することが可能。
ローカルは自宅で「涼茶」を作り、頻繁に飲んでいる人が少なくありません。
時には、フードコートで飲むことも可能です。
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