土からできているカンボジアの陶器。
その大部分を生み出している場所がある。
それこそがコンポンチュナン州である。
コンポンとは「港」の意味、そしてチュナンには「陶器」の意味がある。
そこは、名前の通りまさしく「陶器の町」なのだ。
私はこの間、そんなコンポンチュナン州へ行ってきた。
それは「You Art Academy」というスタートアップ会社が運営している「民泊ツアー」だった。
You Art Academyは教育支援事業を行っているのだが、スタディーツアーの一環で民泊も受け入れている。
今回の「民泊ツアー」体験記をすべて書いてしまうと紙面が足りなくなってしまうため、ポイントを絞ってお伝えできればと思う。
今回泊めていただいたのはこちらのお宅である。
住んでいるのはフィリピンの方々で、もう10年ここに居を構えているそう。
泊まる部屋の広さも十分にあって、日ごろの疲れを癒すことができる。
ご飯の時間になればご家族や他の訪問者と一緒にフィリピン料理に舌鼓を打つ。
他の訪問者も国籍はさまざま。
普段中々会う機会のない人たちと色んな話で盛り上がる。
同じご飯を囲って深い国際交流ができるのが魅力だ。
特に美味しかったのがこの肉料理。
カンボジアにはあまりない味だった。
今回たまたま泊まった人がアート関係の仕事をしているフランスの方だった。
そこで、村の人々も自宅に呼んでみんなで一緒に絵を書くことに。
わたしも描いた。
田舎でアートをたしなむ週末、いかがだろうか?
私が今回訪問したご家族は、週末になると村の子どもたちへパンを配りに出かけていた。
普段プノンペンで暮らしていると、村の空気がとてもおいしく感じられる。
えもいわれぬ解放感がある。
村の人々も素朴で優しい。
今まで行ったこともなければ出会ったこともない人々だが、どこか懐かしさを感じる。
そんな感覚を覚えた。
ちなみに上の写真のような竹細工もこの村の収入源になっているそう。
村を歩いていると、いたるところでこのような竹細工を見ることができる。
村だけでなく、空いている時間は辺りを散策することもできる。
市場でショッピングしたり、水上村に行ったりすることも。
上の写真のような湖で水上生活をしている人々がいて、その暮らしぶりを船に乗って観光することができる。
トンレサップ湖に行ったことがある方は同じようなイメージで良いだろう。
(注:船のスピードはトンレサップ湖のものよりはるかに速くなっているので注意すること。怖かったら減速してもらおう。)
コンポンチュナンへは乗り合いバスで向かって2時間ほどで着いてしまう。
新しい週末の過ごし方を、コンポンチュナンで。
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