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【インドネシア】中部ジャワ州の老舗パン屋「Roti GO」が話題に

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asean190417roti31898年のことである。

この年はアメリカとスペインの間で戦争が勃発し、結果的にスペイン領だったフィリピンがアメリカへ割譲される。
のちに「米西戦争」と呼ばれる出来事であるが、この戦争を日本海軍の若手士官だった秋山真之が観戦した。
キューバでアメリカ海軍が行った戦術は、秋山によって日露戦争に活かされることになったので、日本にも影響を及ぼした戦争と言える。

同じ頃、オランダ領東インドのジャワ島中部にあるプルウォケルトという都市に、1軒のパン屋が開業した。
現代の言葉を使えば「パパママショップ」というもので、要は夫婦二人で切り盛りする町のパン屋だ。

そして現代。
このパン屋『Roti GO』は、インドネシア一番の老舗として大きな注目を浴びている。

注目を浴びる老舗パン屋

インドネシア人の主食はコメであるが、同時にオランダの植民地だったこともありパン食文化も根付いている。

プルウォケルトは中部ジャワ州の地方都市で、その人口は30万人に満たない。
主だった観光スポットもないので、インドネシア在住歴の長い人でもプルウォケルトにはなかなか訪れたことがないだろう。

そんな町に所在するRoti GOは、今やインドネシア全国にチェーン展開している……というわけでもない。
良く言えば古風な、悪く言えば近代化に乗り遅れた設備の店舗で今も細々と営業を続けている。asean190417roti2そんなRoti GOが、近年、若者などから再注目されるようになった。

その最大の理由は、創業以来の製法を守り続けていることだ。

この記事を書いた人(著者情報)

澤田真一

フリーライター、グラップラー。175センチ88キロ。ASEAN経済、テクノロジー関連情報などを各メディアで執筆。

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