80年以上の実績を持つ総合技術商社「株式会社OKAMURA」の子会社である「オカムラベトナム」は、ベトナムを拠点に浄化槽を設計、製造、販売、据付からメンテナンスまで行っています。
今回は「オカムラベトナム」の現地代表、喜多美佐子さんにお話を伺いました。
記者:ベトナム進出のきっかけは何ですか?
喜多氏:㈱OKAMURAでは、2008年にタイへ進出した際に発電所向けの滅菌設備の設計・メンテナンスをメインに事業を行っておりました。
そちらでの成功を受け、ベトナムにも進出しましたが、タイとベトナムでは同じ進め方ではうまくいきませんでした。
タイは公共機関・民間企業ともに取引の交渉に慣れているし、経済成長期でもあったので発電事業を行いやすかったのですが、ベトナムは経済体制の違いもあり、発電事業のメンテナンスや販売促進などをスムーズに進めることができていませんでした。
その苦戦している時期に、私は渡越したんです。
「何とかしないといけない」という状況のときに、現地の日系排水処理会社から浄化槽を買って販売・据付・メンテナンスを行うようになりました。
徐々に排水処理事業が軌道に乗り始めたので、現在では亜熱帯気候に合った浄化槽を日本で設計開発し、気温や生活環境に合わせて効率的に排水処理ができるようにベトナムで試験浄化槽のテストを行い、ダナンの日系浄化槽製造会社の日東浄化槽ベトナム(NITTO JOKASO VIETNAM CO., LTD)へ製造を委託して自社ブランドの販売を手掛けています。
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