※本記事は2019年11月11日現在の情報です。
ASEAN諸国をはじめ、世界的に注目を集めている「キャッシュレス決済」。
日本ではなかなか導入が進まない現状がありますが、2019年10月の消費増税をきっかけに政府は本格的にキャッシュレス決済の導入促進に力を注ぐようになりました。
実は、ベトナムでもキャッシュレス決済の普及が急加速しています。
ベトナムのフック首相は6月12日を「キャッシュレスデー」と制定して、現金での取引額を2020年までに10%未満にするように、各銀行に要請しました。
まずはキャッシュレス決済が、どのようなものなのかを確認しましょう。
現金以外の支払方法のことを言います。
代表的なキャッシュレス決済とは、クレジットカード決済、デビットカード決済、QRコード決済、ICカード決済などがあります。
インターネットとスマートフォンが普及したことにより、世界中でキャッシュレス決済の利用が非常に増えています。
先進国でも、依然として紙幣や硬貨などの現金払いが主流ですが、2015年に史上初めて世界のキャッシュレス決済が現金払いを上回りました(出典:世界銀行「家計の消費支出2015」)。
1857年に創刊したアメリカの総合誌「The Atlantic」によると、スウェーデンでは現金以外の支払いが多くなったことにより、8年間で銀行強盗が50分の1までに下がったそうです。
飲食店でキャッシュレス決済を導入すれば、お客様が料金を支払う際に店員が対応する必要がなくなります。
その分、調理やサービスに時間を費やせるようになるため、質の向上につながります。
さらに、売上などの資金面の管理が楽になり、現金を店舗に用意する必要がなくなるためスウェーデンのように強盗被害の心配も減りそうです。
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