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【ベトナム】日本人街の日系ネイル・アイラッシュサロン「Sugar nail & eyelash」ストアマネージャーインタビュー

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ホーチミンの日本人街と呼ばれるレタントンエリア、タイ・ヴァン・ルン通りのヘム(※)にある「Sugar nail & eyelash」は、日本で店舗展開している会社の海外店舗で、在住日本人だけでなく、地元ベトナム人にも人気があります。
今回はホーチミン店の立ち上げからネイリスト、アイリストとして活躍するストアマネージャーの浅井友香里さんにお話を伺いました。

(※)“Hẻm(ヘム)”はベトナム語で路地という意味。レタントン周辺には小さな路地が入り組んでおり、多くの日本食店が軒を連ねている

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ストアマネージャーの浅井友香里さん

記者:ベトナム進出以前は何をされていたのですか?
浅井氏:都内で店舗展開をしているサロンにネイリストとして勤務していました。
チーフ、統括チーフを経て、全国展開の立ち上げスタッフとして札幌や沖縄に短期滞在をし、新規店舗の運営にも携わりました。

記者:ベトナム進出のきっかけを伺えますか?
浅井氏:実は一度仕事を辞めて海外に滞在していた時期があるんです。
幼少期を過ごしたドイツにまた住みたいという夢があり、ワーキングホリデーで渡独して1年間滞在しました。
ネイルの仕事から一旦離れて生活をしていたのですが、帰国日が迫る中でやはり好きなことを仕事にしたいと思っていた矢先、元上司から連絡が入り、ベトナムに新店舗を出す予定だから戻ってこないかという誘いを受けました。
もの凄いナイスタイミングでしたね。
お誘いがベトナム以外の国だったとしても興味を持ったと思います。
自分の知らない世界に興味があるので、どんな場所でもチャンスがあるなら行ってみたいと思いました。
海外進出をするにあたり上司はいろんな国へ視察に行ったようですが、ベトナムは経済成長が著しく、これからどんどん発展していく中で会社も一緒に成長していけたらと思いベトナムを選んだそうです。

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記者:ベトナム移住前に準備したことはありますか?
浅井氏:海外滞在の経験はドイツだけではなく、ワーキングホリデーでカナダにも1年間住んだことがあります。
なので日本とは違う環境にはもう慣れていましたが、発展途上国と言われている国に住むのは初めてだったので、衛生面や住環境などいろいろと不安はありました。
住む前に出張でホーチミンを訪れ、店舗周りを散策したりアパートの内見をしたりしました。
1度訪れたことで移住の心の準備ができましたね。
また商材屋にも訪れ、ベトナムではどのような商材を取り扱っているのか下調べしました。
日本のようなクオリティの商材は手に入れるのが難しそうだったので、ジェルなどは日本で事前に発注し、ハンドキャリーで持ち込みました。
日本の商材を使用していることも当店の強みとなっています。

記者:店舗立地はどのように選びましたか?
浅井氏:実は、何度か移転や店舗展開をしています。
現在の場所に落ち着いた理由は、お客様の通いやすさを第一に考えた結果です。
日本人街として知られるこのヘムはホーチミンを代表するエリアのひ1つであり、飲食やお買い物をする日本人がたくさんいます。
どこへ行くにも車かバイク移動が必須のベトナムですが、サロンに行ったついでにランチをしたりお買い物をしたりと、店舗付近で時間を上手に使うことができるのがこの立地の魅力です。

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記者:営業時間を教えてください。
浅井氏:平日、週末とも10時〜19時までの営業で、水曜定休です。
メニューにより最終受付時間は異なりますが、17〜18時が最終受付となります。

記者:どのようなお客様がいらっしゃいますか?
浅井氏:駐在員の奥様や、仕事で赴任されている日本人のお客様が多いです。
美意識の高いベトナム人や韓国人のお客様もいらっしゃいます。
ローカルネイルサロンは街中に溢れていますが、中には正しい知識を持っていない店舗も存在しており、衛生面の心配や実際に爪を傷めてしまった経験のある方が駆け込んでくることもあります。
弊店のスタッフには日本の技術を丁寧に教え、日本でサロンに通うのと変わらない安心感をお客様へ提供できるよう努めております。
美容サロンの本来あるべき姿というものを、サロン運営をする中でベトナムに広めていきたいです。

この記事を書いた人(著者情報)

寺内真実

1年ホーチミン、8年以上ダナン在住。
中央大学卒業後は金融系(FP2級)、医療系の会社に勤務。
「暑い国に住みたい」と勢いで渡越し、現地の日系旅行会社を経て、現在は現地サービス業とライター業をしている。
写真は生後1週間で保護した愛猫“大福”と。
著書▼
「癒しのビーチと古都散歩ダナン&ホイアンへ」イカロス出版
※電子版はこちら
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