ベトナム・ホーチミンの日本人街、レタントンのヘム(※1)に2021年10月にみそラーメンに特化したお店「味噌麺 千蔵(以下、千蔵)」が新装移転オープンしました。
以前は小さな店舗でしたが、今度は2階建てでテーブル席もあります。
今回は、日本人店長の窪田清己さんにお話を伺いながらご紹介したいと思います。
(※1)“Hẻm(ヘム)”はベトナム語で路地という意味。レタントン周辺には小さな路地が入り組んでおり、多くの日本食店が軒を連ねている。
記者:窪田さんがベトナムにいらしたきっかけを教えてください。
窪田氏:以前は日本で25年ラーメン店を営んでいました。
2017年に60歳を迎え定年退職しましたが、以前より海外へ行ってみたいという話をいろいろな方にしていたところ、2018年に元お客様で現在の店舗の社長からベトナム・ホーチミンでラーメン店立ち上げのお話をいただき、同年12月に移住してきました。
2019年3月にタイバンルン(※2)店をオープンし、2021年10月にレタントン店へ移転しました。
(※2)タイバンルン(Thái Văn Lung)はレタントンに隣接した日本人街。タイバンルンも小さなヘムが連なっており、日本食店・カラオケ・バーなどが多い。
記者:移転先の立地はどのように選びましたか?
窪田氏:以前の店舗はヘムの中でも小さい通りに面しており、席数も限られていたので、お客様をお待たせしてしまっていました。
女性や家族連れの方が入店しづらい雰囲気でもあったので、移転しようと考えていたところ、ラーメン店の居抜きという絶好のシチュエーションの現物件を見つけたのです。
タイミング良く移転先を決めることができましたね。
記者:レタントン店がオープンした10月は、まだ店内飲食が禁止されていたのではないかと思います(※3)。その時期に移転オープンした理由を伺えますか?
現在の店舗を契約したのが4月だったのですが、本来は6月頭に2号店をオープンし、お客様に新店舗への誘導をしてからタイバンルン店を10月に閉店するという予定でした。
6月以降は2店舗で営業するはずでしたが、新型コロナの影響により、5月26日を最後にタイバンルン店は閉店。
新店舗も家賃が発生していたため、10月のデリバリー再開に合わせてオープンになりました。
(※3)編集部注:ホーチミンでは5月27日から店内飲食が禁止となり、7月9日にはテイクアウト・デリバリーも停止。飲食店は休業を余儀なくされた。営業再開はテイクアウト・デリバリーが9月15日、店内飲食が10月28日。ただし、営業時間は21時まで。11月16日から22時まで営業が許可された。
記者:新店舗の内装にこだわりはありますか?
窪田氏:お客様にラーメンを作っている姿を見せられるよう、オープンキッチンにしました。
また、コンクリートの壁、ウッドテイストと黒をベースにした家具を採用し、シンプルですがおしゃれな雰囲気を出せるようにしています。
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