観光客に人気の、ミャンマー最大のお土産市場『ボージョーマーケット』。
そこに、日本人の経営するシンピューレーお土産店(ミャンマー語で「白い幸福の象」という意味)がある。
このお店を2013年にオープンさせたのは、新谷夢(30)。
大学を卒業後、地元に戻り仕事をしていたが、2年が過ぎた頃、父の知り合いがミャンマーで起業をしたことをきっかけに、手伝いのためにミャンマーに渡った。
大学では経営学を専攻していたため、もともと何か自分でビジネスを始めたいと考えており、ミャンマーで働きながら面白そうな商材を探していた。
ある時、ミャンマーに遊びに来た友人から「ミャンマーでは安心して買えるお土産がない。」という言葉を聞き、自分でお土産を開発することを決めた。
お土産ショップを始めると決めてから、どのような経緯でクッキーを売り始めたのかをインタビューした。
なぜ、お土産ショップでクッキーを売ろうと思ったのですか。
新谷「ミャンマーの特産物と一番相性がいいお菓子だと思ったからです。
さらに、常に蒸し暑く、雨季も長いミャンマーでは、他のお菓子に比べると管理がしやすいです。」
現在のお勧めは何クッキーですか?
新谷「一番のお勧めは、オーガニック米粉クッキーです。
ミャンマーには沢山のオーガニック素材があり、特にお米とヤシ黒糖を使いたいと思っていました。
お米は、ミャンマーを代表する様々な料理に使われていますし、ヤシ黒糖は、ミャンマー人が消化促進のために食後の後に一粒食べる健康食です。
自分自身もヤシ黒糖が大好きで、どうしてもこの素材を使ってクッキーを作りたいと思っていました。」
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