記者:次のビジョンは何ですか?
西島氏:事務所のプロジェクトを徐々に文化色の強いものに移行していきたいと考えています。
同時に自分のキャパシティとスタッフの能力を高めていって、ベトナムで安定してやっていけるよう事務所としての体力を蓄えます。
そうすると、自分が少しの間離れていても事務所がまわるようになります。
その段階になったら、日本に事務所を構えたいという思いがあります。
これまで蓄えた経験をもとに、もう一度日本でしかできない設計を考え直します。
また、そうすることによって、ベトナムでの設計も、もう一段突っ込んで考えられるようになります。
日本に限りませんが、海外のプロジェクトを受けると、そのためにベトナム人スタッフを海外に連れて行くということが可能になります。
それによってスタッフの経験値が増えれば、事務所としての設計の質があがります。
今月、早速スタッフを日本に連れて行く機会ができましたので、これまでネット上でしか知らなかった世界を存分に体験してもらおうと思っています。
記者:これからベトナム進出を検討されている方へのアドバイスはありますか?
西島氏:ベトナムには社会のためにも個人のためにも、まだまだやることがたくさんあります。
海外の有名建築家の関わるプロジェクトも増えていくなかで、今後ベトナムで働く日本人建築家もじわじわ増加するでしょう。
建築の設計は常に身体的なものを扱いますので、設計の作業自体はどこかのカフェでもできますが、設計内容の質はクライアントであるベトナム人を取り巻く文化や環境、また現場で働くベトナム人の意識をどれだけ理解するかに関わってくるので、現地をよく知るということが不可欠です。
ベトナムに両足をつっこんで6年くらい経って、ようやくスタート地点に立ったという思いがあるので、将来起こるであろうベトナムの本格的建築ブームの荒波に揉まれたい方は、早めにいらっしゃるのが得策かもしれません。
記者:ありがとうございました。
様々な地へも足を運び、ご自身のデザインの勉強にもとても熱心な西島さん。
「単にお洒落な設計ではなく、建築を通じて社会にメッセージを投げかけていきたい。」と今回のインタビューで仰っていました。
これからベトナムを始め、ASEAN諸国でお店等のデザインに悩まれた方は是非、「Inrestudio」へご相談してみてくださいね。
■Inrestudio
住所:2/3A Nguyen Thi Minh Khai, Ward Da KaoDistrict 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
電話:+84 (0) 932 748 751(ベトナム語)
+84 (0) 1212 410 143(日本語・英語)
mail@inrestudio.com
www.inrestudio.com
www.facebook.com/inrestudio
www.instagram.com/inrestudio
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介