陳列されたマネキン、吊り上げられた洋服のディスプレイ、そしてこの大量のバイク、いかにもベトナムらしい光景である。警備員に話を聞いてみると、この日はセールを行っていたようだ。店内では多くの女性がもみくちゃになっており、ベトナム人女性のパワフルさに圧倒された。
もちろん、このようなおしゃれなショップも多くあったが、やはりセールを行っていたショップほどの賑わいは感じられなかった。ベトナム人女性にとってセールはそれだけ魅力的なことなのだろう。
なぜか分からないが女性下着専門店も数多く見受けられた。セクシーなマネキンが路上に並べられているのは少し不気味である。写真の右の店は下着を1枚買うと2枚もおまけをしてくれるという大盤振る舞いなキャンペーンを行っているようで、店内はそこそこの賑わいを見せていた。写真に写る男性に話しかけてみると、今日は奥さんの買い物の付き合いで来たらしい。しかもかれこれ3時間も拘束されているようで、早く帰りたいとぼやいていた。どうやら女性の買い物を男性が待つというのは古今東西どこでも同じようだ。
こちらは子供服の専門店。
店先に並べられたマネキンと店内で流されている大音量の「ドラえもん」がなんともいえない不気味な雰囲気を醸し出していた。「3着で10万ドン(約500円)」や「1着買えばもう1着プレゼント」など、お得感をあおる広告が多く貼られていた。ベトナム人にとって子供服は「ファッション」というよりも「消耗品」といった感覚に近いものなのかもしれない。
こちらも子供服を扱うショップ、名前は「コーヒーキティ」。
サンリオの曲を大音量で流しており、見た目の派手さと相まって非常に目立っていた。日本のキャラクターがベトナムでも広く認知されていることに少し喜びを感じる。
今回は前後編に分けてグエンチャイ通りをご紹介したが、この通りにはまだまだ個性豊かなショップが隠れている。私が数えただけでも、この通りには130以上の店舗が立ち並んでいたと思う。この続きはぜひともホーチミン市に足を運んでいただき、実際に体験していただきたい。
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