水の都バンコク。
チャオプラヤー川をはじめ、バンコク都内には多くの川や運河が流れています。
そして、それらの川を利用した水上交通が発達しているのがバンコクのひとつの特徴といえるでしょう。
その水上交通の中でも、バンコクの中央を横断するセンセープ運河を走るセンセープエクスプレスボートは、運賃が非常に安く、ラッシュアワーのタクシーやバス路線利用時のようにひどい渋滞もないため、陸上交通にはないルートを結ぶ都民の足として利用されています。
ファミリートランスポートという会社が運営しているセンセープエクスプレスボートは、バンコクのほぼ真ん中に横たわるセンセープ運河を東西に結ぶ路線ボートです。
普段は見ることのない民家の合間を流れる運河ならではの、ローカルな景色を楽しむことができます。
1日に約6万人の乗客を運び、平日は毎日午前5時30分から午後8時30分まで、週末は午後7時(路線によって若干時間が異なる)で運行しており、料金は、移動距離に応じて8〜20バーツで、最大でも20バーツ(約67円)を越えない安さです。
(※運賃や時刻は予告なく変更されることがあります)
伊勢丹や、セントラルワールドのあるプラトゥーナムエリア船着場プラトゥナーム桟橋(Pratunam Pier)を中心に東西に移動することができます。
プラカノンエリアの船着場あたりからプラトゥーナムまでペチャブリー通りに沿って走っているため、エカマイやトンロー、プロンポンなど、日本人居住区からショッピングエリアまで渋滞なしの格安で移動ができて便利です。
東の終点はWat Sribunruang Pier、西の終点は王宮寺院に近いPhanfa Pierとなります。
センセープエクスプレスボートの乗り方は、ボートが船着場に着いたら、そのまま乗ってOKです。
船着場を離れると、すぐに乗務員が忍者のようにロープを伝って切符を売りにきますので、行き先を伝えましょう。
運賃を払うと薄い紙の切符に切れ目を入れて渡されます。
東西線にまたがって乗船する場合は、船着場プラトゥナーム桟橋で一旦乗り換えとなりますので、渡された切符はそのまま捨てずにもっておきましょう。
運河の水は衛生面ではきれいとはいえず、また運行中は水しぶきがかかることが多いので、気になる方は服装やマスクの着用、また乗船時なるべくボート中央に移動するなど対策がいるでしょう。
日没後の運行は、運河の幅が狭い西のルートで、陸やボート同士の接触が起こる可能性がありますので注意が必要です。
(事故)2016年3月運航中ボートが爆発。
約60名が負傷する事故がありました。
都民の足として、とても安く渋滞もなく利用できる便利なセンセープエクスプレスボートはおすすめの交通手段です。
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