筆者の前回の記事では、シンガポールの日系スーパーのうち、大型かつ老舗である、明治屋と伊勢丹についてお話しました。
シンガポールにある日系スーパーは、数え上げてみると、東京23区くらいと言われる国土面積の割にはたくさんあるな!という感じです。
シンガポール人は旅行好きで食べるのも大好きなので、日本に何度も行ったことのある人がとても多く、日本食についてもよく知っているので需要があるのでしょう。
伊勢丹と明治屋では生鮮品も日本のスーパーと同じように売っていますが、その他の日系スーパーでは、スナック菓子や、インスタント麺、うどんや蕎麦の乾麺、レトルト、調合済調味料を中心に置いているところが多いです。
今回はそれらの、メーカーの製品を多く扱う日系スーパーをご紹介します。
メーカーの製品を中心に扱う中堅スーパーの価格帯は、明治屋や伊勢丹と同じかやや安いくらいのところがほとんどですが、ドン・キホーテが進出したくらいから全体に少し下がったかな?と感じられます。
Iroha Martは、2016年、シンガポール随一のショッピング街にあるプラザシンガプーラというモールに第1号店がオープンしました。
その翌年には、MRTチャイナタウン駅直結で、観光客とMRTの乗り換え客でいつもごった返している、チャイナタウンポイントというショッピングモールに2号店をオープン。
両店舗とも広めで、日本の野菜や乳製品も、品数は限られるものの、扱っています。
日本の台所用品なども置いており、中堅日系スーパーの中では特に商品の幅が広いです。
Iroha Martができた時は、それまでの日系スーパーと比べると値段の安い商品が多かったので、在住者的には、お買い得な日系スーパーができた!という感じでした。
それからすぐにドン・キホーテができたのですが…。
※Iroha Mart支店情報はFacebookページにて
Midtown Martは、マリーナスクエアという、マリーナベイエリアのショッピングモールに入っている日系スーパーです。
店内は広めで、お菓子やインスタント麺、調味料などに特化しており、豊富なバリエーションが揃います。
マリーナスクエアは、ホテルやオフィスしかないマリーナベイの東側エリアにあるショッピングモールで、そんなところに食料品店があるのは不思議な感じですが、結構長くあるので、需要があるのでしょうね。
※Midtown Mart店舗情報はFacebookページにて。
J-Martは、3つある支店はすべて郊外のベッドタウンのショッピングモールに入っており、そのエリアに住んでいなければ知らない人が多いかも、という存在感のお店です。
しかし、周辺に日系スーパーがないところを選んでいるので、ローカルの需要を抑えているかな、というところです。
Tanesei Tradingという日本食材の輸入会社が経営しており、日本名門酒会という、約120の日本酒の蔵元が加盟する組織と繋がりがある関係で日本酒の品数が多く、店頭で日本酒の試飲などをすることもあるようです。
※J-Mart支店情報はホームページにて。
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