クメール正月はカンボジアで一番大きな祝祭日のため、大型連休となり皆が田舎へ帰省します。
そのため、プノンペンはほとんどのお店がお休みとなり、街はシャッターだらけでゴーストタウンのように閑散とします。
普段は常に大渋滞しているプノンペンですが、この期間は車もバイクもまばらに。
ローカル市場で開いているお店もほんのわずかで、品揃えも期待できません。
そして正月準備が始まる頃から、急に全ての物価が上がり始めます。
飲食店などで使用する食材は、早めに確保しておくことが懸命でしょう。
今はイオンなど年中無休で営業しているお店もあるので、さほど困らないかもしれませんが、自炊派の方は食材の買い溜めを、外食派の方も食料の確保をしておくと便利かもしれません。
クメール正月の少し前から、お正月費用を稼ごうと夜間の泥棒や昼夜問わずのひったくりなど、犯罪が急増します。
外国人は標的になることが多いので、クメール正月前は十分注意が必要です。
また、正月中は朝からお酒を飲む人が多いため、酔っ払った人とトラブルにならないよう、注意を怠らないことが肝心です。
思い切って、クメール正月期間中は日本へ帰国したり、近くの国に出かけて休暇を楽しむのも、ひとつの手かもしれません。
クメール正月期間中は、とにかく交通事故が多発します。
田舎に帰省するバスや、アンコールワットなど観光地に向かう車やバスが増えることや、飲酒運転が増えることが原因として考えられます。
交通警察は、「2018年4月13~17日までのクメール正月中、91回の交通事故が発生し、47人が死亡した」と発表しています。
飲酒運転者の無理な追い越しやスピード過多による事故は、注意していても防ぎようがありません。
クメール正月中の長距離移動や旅行には、いつもとは違った危険が伴うことを十分理解した上での計画が必要でしょう。
今回は、近づくクメール正月に向けて、3つの注意点をお伝えしました。
生じかねない危険を理解し、十分注意を払い、クメール正月に備えていきましょう。
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