記者:人気商品を教えてください。
◆Bratwurst(ブラートヴルスト)
ハーブ入りのソーセージです。ハーブの爽やかな風味と粗びき肉の相性が抜群で、煮ても焼いてもおいしいです。
◆Pfefferbeißer(ペッパーバイザー)
3種類のこしょうを入れ燻製したソーセージです。ビールのお供として一番人気があります。
ベーコンやサラミは、お持ち帰りでも好評です。
脂と赤身のバランスを全てチェックしています。
記者:ベトナムに出店する上で苦労したこと、大変なことは何ですか?
Michael氏:どの外国人起業家も苦戦すると思いますが、契約書などの書類事務が大変でした。
ドイツでも起業の際には、多数の書類事務があるので慣れてはいましたけど……(笑)。
また、起業後の数ヶ月は一人で全ての業務をこなさなければなりません。
事務から商品のクオリティーチェック、新規のお客様へ弊社のソーセージのクオリティーや価格設定の説明などまで、とにかくやることが多く大変でした。
ドイツ人は「自分の進みたい道があったら障害を壊してでもまっすぐに進んでいく」という気質がありますが、この国ではそれは通用せず、回り道も大事ということを学びました。
記者:今後のビジョンを教えてください。
Michael氏:現在、レストランを2店舗とソーセージなどの加工肉の卸し、「Brothers Grimm」(ハノイ発のドイツ人経営陣によるクラフトビール会社)のセールスと4つの事業をしているので、それでいっぱいいっぱいですね。
もう少し時間ができれば、今やっていることとはまったく別の新しいことをやりたいと思います。
クラブとゲストハウスをミックスした施設とか……。
最高だと思いませんか(笑)。
記者:これからベトナム進出を検討されている方へのアドバイスはありますか?
Michael氏:「怠けないこと」だと思います。
ベトナムはゆったりとした環境で、ベトナム人自体も自由であまり急がない人が多いので、ついつい自分もゆったりしてしまいがちです。
しかし、ビジネスで成功したいという思いがあるなら、毎日動くことが大切だと思います。
記者:ありがとうございました。
こちらのソーセージは以前掲載させていただいた「Chef Meat」さん(参考:【ベトナム】「Chef Meat Vietnam」日本人工場責任者インタビュー)と共同で製作されており、有機豚を無添加・保存料なしで加工しているそうです。
起業から2年経つ今も、Michaelさん自ら「Chef Meat」の工場に赴きクオリティーをチェックするなど、こだわりのソーセージ作りをしています。
また、「ドイツの食歴史にソーセージ・パン・ビールの3点は欠かせない(ドイツの食歴史リストでは、ビールは飲み物ではなく、食事のリストに入れられているそうです!)」と仰るMichaelさんは、実家のレシピを使い伝統的なドイツパンも提供しています。
Michaelさんのこだわりがお店の人気につながっているのですね。
■店舗詳細
◆ M.Z. German Delicatessen
住所: 38 Phan Tứ, Bắc Mỹ An, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng 550000
電話: 090 171 39 60
営業時間:7:00~19:00
定休日:日曜
URL:tps://www.facebook.com/MZGermanDelicatessen/
◆ The Last Corner
住所: 60 Phan Tôn, Bắc Mỹ Phú, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng 550000
電話: 090 171 39 60
営業時間:10:00〜14:00、16:00〜22:00
定休日:水曜
URL:https://www.facebook.com/thelastcornerdanang/
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