ー 勝又さんのこだわりを教えてください。
ひと言で言うと「水晶で赤身の肉を焼く」というスタイルにこだわっています。
日本でも珍しいと思いますよ。
また、肉はいろいろな種類の赤身に特化しています。
牛の産地やブランドにこだわらず、実際に食べてみておいしいものだけを提供しています。
産地やブランドにこだわらないことが「肉 勝又 Katsumata」の最大のこだわりです。
ー 水晶でお肉を焼くんですか? 通常の鉄板で焼くのとは、どのような違いがあるのでしょうか?
石なので熱伝導率が低く、火が入るまでに時間がかかります。
鉄板や網で肉を焼く場合、300度くらいの高温になるため、水分が逃げてしまいます。
しかし、水晶ならじっくり中まで時間をかけて焼けるので、水分を逃さないようにできるのです。
水晶は温度調節が簡単なので、ゆっくりベストな状態で焼き続けることができるのも魅力です。
ー なぜシンガポールにお店を出すことになったのでしょうか?
日本の僕たちのお店は東京の恵比寿にあり、会員制になっています。
会員の中にシンガポールで投資会社をされている方がいらして、その方から「シンガポールに出店してみませんか?」というアプローチがあったのがきっかけです。
シンガポールの店舗では、会員制ではなく、どなたでも気軽に来店できます。
ー この近辺は、他にも日本人の方のお店があったのですか?
僕たちがお店をオープンさせたのは2年半くらい前ですが、その頃はあまりありませんでした。
最近は、日本人が集まるような業態のいわゆる居酒屋やラーメン店、他にも焼肉店などができてきました。
当店も含めてまだ新参者なのですが、かなり日本人の街らしくなってきました。
結構、韓国の方も多いですが、タンジョンパガー全体で日本の飲食店が盛り上がってきていますね。
ー それは日本人がお店を出すと、そこに日本人が集まってくるからでしょうか?
それもありますね。
また、日本から新しいお店がくるというよりは、もともとシンガポールにある既存のお店から独立するパターンが多いですね。
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