タンジョンパガー周辺は、おいしいものが集まる激戦区であることでも有名です。
大きく3つに分類できます。
シンガポール中のあちらこちらに点在する屋台街で、家でご飯を作る習慣のないシンガポール人が、毎日、朝昼晩とお世話になる台所です。
冷房はないけれど、SGD5前後(約391円)あればたいていのものを食べられる庶民の味方です。
衛生面もしっかり管理されています。
環境庁が定期的にチェックし、衛生管理が行き届いていると認められたお店にはAランクが付けられます。
この格付けはA~Dの4つに分類されていて、必ず店頭にランクが表示されています。
シンガポールの飲食店は、衛生状況の表示を義務付けられているので、探してみてください。
私は、A、Bしかみたことがないため安心して食しています。
ホーカーには、シンガポール人のソウルフードと言っても過言ではない、エビのエキスたっぷりな焼きそば「ホッケンミー」、スパイシーなスープに米麺を合わせた「ラクサ」、チキンライス、日本のおでんのような「ヨントーフ」などなど、さまざまな店舗が軒を連ねます。
中国料理、マレー料理、インド料理など、多種多様な店舗が並ぶ様は、多民族国家ならではです。
最近では日本料理(ラーメン、鉄板、うどん)を目にすることもあります。
フルーツが豊富なこの国ならではですが、搾りたてのジュースをSGD2前後(約156円)で購入できるという手軽さも日本との違いかもしれません。
ただ、店舗によっては後継者問題などで、最近はお店を閉めざるを得ない状況にあるとかないとか……。
その空いたスペースに、日系飲食店が出店することもしばしば見受けられます。
周りのお店よりは割高になりますが、お手軽に日本食が食べられるという点で、長蛇の列をなすことも。
出店する側も、店舗を構える前のリサーチ的な意味合いがあるように感じます。
ホーカーとの大きな違いは、冷房が効いていて快適に食事をできるという点。
お値段は、おおよそSGD10~15(約782~約1,172円)というところでしょうか。
日系では有名ラーメン店なども目立ちます。
ただ、場所柄ランチがメインになるので、家賃の高さからなのか、お店の入れ替わりが激しい場所でもあります。
ランチもディナーも日系のレストランやカフェは、価格が割高になりがち。
そのため、ショップハウスのようなオシャレな路面店やビル内テナントタイプに入居してる店舗が大半を占めます。
日系で言えば、日本で全国展開している有名店、地方のみで展開またはシンガポールで新規オープンなど、日本人も知らなかった多くの店に出会うことも少なくありません。
タンジョンパガーはおいしいものを求めて、日々多くの人が集まってくる、活気ある私の大好きな街です。
※SGD1(1シンガポールドル)=約78.15円で換算
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