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【タイ】アジアを中心に活躍する日本人プロジャグラー、酒田氏インタビュー

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お祭りやショーなど、さまざまなイベントで、よく目にするジャグリング。
東南アジアでもショッピングモールなどのイベントで見かけることがあります。
大人も子どもも楽しめ、時間を忘れて見入ってしまうことがありますよね。
今回は京都とバンコクを拠点に、プロジャグラーとして活躍されている酒田しんごさんにお話を伺いました。

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プロジャグラー・酒田しんごさん(右)

記者:タイ進出以前は何をされていましたか?
酒田氏:9歳から独学でジャグリングを学び、高校在学中に7個のボールジャグリングの公式日本記録を樹立しました。
その後、立命館大学を卒業し、京都でロングラン公演を行うノンバーバル(=言葉に頼らない)パフォーマンス『ギア-GEAR-』のオーディションに合格し、プロジャグラーとしてのキャリアをスタートしました。

記者:タイ進出のきっかけを伺えますか?
酒田氏:2016年4月にバンコク郊外の大型デパート「Fashion Island」にてジャグリングショーのお仕事があり、人生で初めてタイに行きました。
それまでは海外旅行にも興味がなく、タイは途上国だと思い込んでいたのですが、いざ行ってみると高層ビルが立ち並ぶ大都会で、街全体が持つエネルギーに衝撃を受けました。
「アジアの中では、日本が一番優れている」という幻想に溺れていた自分を殴られたような気分でした。
その翌年からは、年間100フライトを超えるほどの海外旅行好きとなり、20ヶ国ほどを巡った結果、食文化や国民性も含めて一番しっくりきたのがタイでしたね。
2019年からバンコク中心地のコンドミニアムを契約し、京都とタイの二重生活をスタートしました。
東南アジアにジャグリングの文化を広めるためにも、巨大なハブ空港があり、経済発展の進んだタイはぴったりだと思いました。

バンコクのThawsi School(小学校)でのショーの様子
バンコクのThawsi School(小学校)でのショーの様子

記者:ジャグリングを始めたきっかけは?
酒田氏:幼稚園の頃、駅前で偶然見た大道芸がきっかけです。
たくさんのボールが魔法のように宙に舞うのを見て「なんなんだこれは!」と全身に電気が走るような衝撃を受けました。
気付いたら、家に帰ってみかんを投げてましたね。
まさか当時はプロになるとは思っていませんでしたが(笑)

この記事を書いた人(著者情報)

寺内真実

1年ホーチミン、8年以上ダナン在住。
中央大学卒業後は金融系(FP2級)、医療系の会社に勤務。
「暑い国に住みたい」と勢いで渡越し、現地の日系旅行会社を経て、現在は現地サービス業とライター業をしている。
写真は生後1週間で保護した愛猫“大福”と。
著書▼
「癒しのビーチと古都散歩ダナン&ホイアンへ」イカロス出版
※電子版はこちら
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