【マレーシア】海外でも妊活カウンセリング。「ルミラス」代表インタビュー

記者：今後のビジョンをお聞かせください。
山内氏：我々のビジョンは、「子どもが産めないから、子どもがいない人生を選ぶのではなく、自分で産む・産まないの選択ができる世の中にしたい」です。
基本的にはご自身の力で自然な形で妊娠していただけるように、コーチングを通じてお客様のサポートをさせていただいております。
しかし、いろいろな要因が重なって、自然な妊娠が困難な方もいらっしゃいます。
不妊治療をお受けになられている方のメンタルケアや、それぞれのお客様に寄り添ったサポートを、妊活コーチングを通じて提供していき、子どもを授かれるお手伝いをさせていただきます。
現在は5ヶ国のコーチと提携させていただいておりますが、さらに多くの国でコーチングできる方と契約し、世界中の不妊症でお悩みの方のサポートをしていきたいと思います。
2021年の3月から、台湾のスタートアップや企業を支援するAppWorksが主催するアクセラレータープログラム（※1）に当社が選ばれ参加しています。
これをきっかけに事業を拡大し、世界を舞台にフェムテック市場（※2）でチャレンジしたいと思います！

（※1）編集部注：大手企業がベンチャー・スタートアップ企業に対して、協業や出資を目的とした募集をするプログラム。

（※2）編集部注：女性（Female）と技術（Technology）を掛け合わせた造語。月経・不妊治療・メンタルヘルスなど、テクノロジーで女性の健康問題を改善するサービスやプロダクトを展開している新しい市場。

記者：今後進出を検討されている方に向けてのアドバイスは？
山内氏：あまり知られてはいませんが、マレーシアはITスタートアップを支援する起業家プログラム（MTEP：Malaysia Tech Entrepreneur Programme）があります。
MTEPは海外の起業家のマレーシア参入を支援することを目的につくられた制度で、1〜5年の起業家ビザを提供しています。
北欧のエストニアでの起業も検討しましたが、今後東南アジア市場を中心にビジネスを拡大していきたいと思っていたので、マレーシアを選びました。
マレーシアは東南アジア市場の窓口としての側面を持っているので、非常にアドバンテージのある場所だと思っています。

記者：ありがとうございました。

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