感染者数の増加、ワクチン集団接種の停滞しているタイですが、6月14日から規制緩和が発表されました。
疲弊するタイ経済を憂慮してのことです。
飲食店については、5月17日よりすでに21時までの営業、店内飲食者数は本来の25%以下に制限する条件で店内飲食が許可されていました。
店内のアルコール提供は禁止です。
今回の規制緩和では、以下のカテゴリーが解禁となりました。
・博物館などの施設
・ネイル、タトゥのサロン
・美容医療クリニック
・スパ、マッサージなど、ただしマッサージはフットマッサージのみ
・公園、植物園
タイ在住者が一番大きいと感じたのはマッサージではないでしょうか。
しかし、フットマッサージのみの営業許可なので、再開する店舗があるものの、様子見なのか閉店したままなど各店で対応が異なります。
そして公園の開放もバンコク都民の生活を潤しました。
公園のジョギングが習慣となっていた方には、うれしい規制緩和となりました。
先月の店内飲食許可から1ヶ月たち、かなり閑散としていたアソーク(プロンポンに隣接するエリア)の「Terminal 21」にも利用客が徐々に増えてきました。
一時閉鎖していたフードコートも、今では通常に近い状態になりつつあります。
規制緩和は人々の出足にも影響を与えます。
アルコールの提供禁止は飲食店の大きな痛手となっています。
特に夕食時など、以前の客足は戻ってきません。
そのため、タイ・レストラン協会は、数日前に緩和を求める陳情書をタイ政府に提出しました。
果たして飲食店の願いは受け入れられるでしょうか。
規制緩和で公園などの利用は可能になりましたが、マッサージはフットマッサージのみに留まるなど、感染者数を考えると大きな規制緩和に踏み切れないのが現在のタイです。
飲食業ではアルコール提供再開が切実な願いです。
アルコール提供の許可が考慮されたとしても、バー、パブ、カラオケなどの解禁はまだ先になりそうです。
ワクチン集団接種も停滞し、厳しい状況が続いております。
今後もタイ政府の動向が注目されます。
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