日本の皆様はインドネシアの食生活といえば、どのようなイメージを持つでしょうか?
ナシゴレン?
揚げ物?
大量の化学調味料?
1度でもインドネシアの地を踏んだことのある方であれば、あまり健康的な食生活のイメージを持つ方はいないかもしれません。
現地で生活していていると感じますが、一般的なインドネシア人の食習慣は健康的なものとは言えません。
油や化学調味料の使用量が多いのです。
そして「野菜が少ない」というイメージを持つ人も多いでしょう。
ところが、最近ジャカルタでは面白い動きが出てきています。
それは「ヴィーガン・ベジタリアン向けフード」の登場です(※1)。
(※1)厳密に書くとベジタリアンとヴィーガンの定義は異なりますが、本記事ではあまり定義にはこだわらずに筆を進めます。ご了承ください。
2021年の5月よりインドネシアのソーシャルメディアでは、このような写真を見かけることが増えました。
一見したところ、同じハンバーガーが2つ並んでいるだけに見えます。
しかしこちらのハンバーガー、パッケージはこのようになっています。
左は植物ベースのハンバーガー。
そして右は普通の牛肉ベースのハンバーガーです。
仕掛け人は世界的なハンバーガーショップのバーガーキングです。
2021年5月にバーガーキングはインドネシアで「植物由来のワッパー(ワッパー=バーガーキングの主力ハンバーガー商品名)」を発売しました。
ただ販売するだけではなく、「ミニサイズの比較セット」も提供。
だいたい日本円で400円程度のセット価格となっており、これはワッパーの普通サイズとそこまで値段が変わりません。
このような仕掛けもあり、新しいもの好きのインドネシア人が「我先に」と挑戦し、ソーシャルメディアに感想をアップするようになりました。
実際に筆者も食べてみましたが、かなり肉に近い食感まで近づいている、という感想を得ました(比較することで逆に肉との味の違いが目立つきらいはあります)。
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