タイでの海外生活をおくっていると恋しくなるのは日本食ですが、日本食ブームを経て、更に日本渡航のビザ緩和を期に、今や日本食はタイの立派なひとつの飲食ジャンルとして定着しています。
このため、現在のバンコクでは、日本の地方よりも充実した日本食を食べることができる環境になっているといえます。
しかし、和食だけでなく、日本の食ということで広く捉えますと、世界的にレベルの高い日本のお菓子文化などがありますね。
特に菓子パンについては、タイ人と日本人の好みの違いはありますが、多くのタイ企業の作るパンは日本と同じくらいのレベルには達していないのが現状です。
でも大丈夫、日本のおいしい菓子パンが食べたい、そんなときバンコクには、日本で慣れ親しんだパンの味を地元タイ人の間でも浸透させている製パン会社、タイヤマザキがあります。
タイヤマザキは、1984年7月26日にタイに設立されました。
81年の香港を皮切りにスタートしたアジア進出の早い段階での起業でした。
2018年現在、直営店は98店舗と、目標であった100店舗を間もなく達成する勢いです。
工場は2工場となっています。
ベーカリー、ケーキ、和菓子などのブランドである、ヤマザキエクスプレス、山崎、ジェリーチョウ、スエズ、サンロイヤル、サンムーンロイヤル、フレッチャーフィールド、他を展開しています。
また、タイヤマザキは、シリントン王女の後援する王室財団であるAPCD(アジア太平洋障害センター)において、障がい者の自立を、パン製造や販売の指導などによって支援しています。
BTSの各駅には、それぞれ個性的な複合施設が建設され、都市化が進んでいるバンコクですが、そのいくつかのモールの中にタイヤマザキは店舗を出店しています。
アソークのターミナル21、エンポリアムデパートのSAINT ETOILE(サンエトワール)や、バンコク伊勢丹のSUN MOULIN(サンムーラン)などのブランド店舗では、すっきりしたディスプレイ、日本と同じ豊富なパンの種類が陳列されています。
単価として30バーツから60バーツで売られている菓子パンや調理パンは、タイの一般的な屋台飯の平均単価を40バーツくらいで考えると、安いものではありませんが、夕方のレジ前の列を見ていると、新しいものや、美味しいと感じるものには惜しまずお金を使うタイ人客に浸透しているのが伺えます。
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介