赤道に近い熱帯の国・マレーシアの人気料理といえば、マレーシア風鍋とも呼ばれるスチームボート(Steam Boat)。
出汁(主に鶏を使用したもの=チキンブロス)に肉や魚介、野菜や練りものなどを入れて煮込み、とうがらしなどの薬味をつけて食べる、いわば寄せ鍋だ。
以前取材したKuro Japanese Steamboat(ローカルが提供する本格派しゃぶしゃぶ店!マネージャーが語る極意とは)では、現在、主力メニューのブランド豚のみならず、マレーシアでも人気の和牛を提供。
高級感をアピールすることに功を奏して人気となっている。
今回ご紹介するのは、日本のスタイルを踏襲しながらも、マレーシアの民族ごとに異なる食習慣や味の好みを当地にローカライズしたことで人気店となった鍋料理専門店SUKI-YA(すき屋)。
※日本から進出もしている牛丼チェーンと似ているが日本語表記の屋号が異なる。
クアラルンプールの中心にあるショッピングモール「パビリオン(Pavilion KL)」。
6階には日本食レストランやラーメン店、100円ショップ、日本の雑貨店などのお店が並ぶ「東京ストリート(Tokyo Street)」がある。
この一角にあるのがSUKI-YAで、週末に行くと30分~1時間待ちの長い行列ができる人気店だ。
SUKI-YAの一番の特徴はビュッフェ形式ということ。
肉はテーブルオーダーで、野菜や寿司、薬味、フリードリンク(麦茶、アイスティー)はセルフというスタイルになっている。
さらに別料金となるが、アラカルトメニューがあり、枝豆、刺身、天ぷらなどもオーダー可能だ。
肉は牛肉、羊肉、鶏肉の3種類、鍋スープは下記の5種類がある。
すき焼き…煮詰まった時を想定してあるのか、日本と似たやや薄めの割り下。ただしみりん、酒類不使用。
しゃぶしゃぶ…ベースは昆布だしだが、特に香り立つほどではなく、あっさり。
キムチ…見た目からすると辛そうだが、マイルドで辛いものが苦手な人もいけそうな味。キムチというよりもみその香りがたっている。
みそ…みそ本来の濃い味わいや独特の香りは抑えめ。ただマレーシア人の好みに合わせて、やや甘みが強いように感じられる。
トマトスープ…やや洋風のトマトスープに近く、酸味はあまりない。
これらは店舗によって提供される内容が若干異なることも。
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