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【マレーシア】ローカルに大人気のお好み焼き!OSAKA KITCHENマネージャーインタビュー

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マレーシアの首都クアラルンプール屈指の繁華街、ブキビンタン(Bukit Bintang) に位置する商業施設ロット10(Lot 10)。
伊勢丹ジャパンストア(ISETAN The Japan Store)が入居する同施設の4階にあるのが、ジェーズゲートダイニング(J’S GATE DINING)。

2017年にオープンして以来、フードコート形式を主体とした日本食専門店街だ。

J’S GATE DININGを紹介した以前の記事はこちら→【マレーシア】マレーシア最大級の日本食フードコート!日本から和食専門店が進出

OSAKAきっちん。 OSAKA KITCHEN
店の中央には鉄板が配されているOSAKAきっちん。

今回はクアラルンプールでローカルを中心に話題となっているお好み焼きを中心としたレストラン、「OSAKA KITCHEN(OSAKAきっちん。)」のディレクター・和田猛志(わだたけし)氏に話を伺った。

ローカルを満足させる日本のお好み焼きを届けたい

ー マレーシアに進出するきっかけは、何だったのでしょうか?
和田氏:今回は暖簾分け(フランチャイズ)という業態なのですが、シンガポールの成功を踏まえての出店になります。実はシンガポールにフランチャイズで出店していたOSAKA KITCHENがとても好評だったのです。隣国マレーシアでもいけるのでは?との判断から進出に至りました。

お好み焼き鉄板OSAKAきっちん。 OSAKA KITCHEN
ディレクターの和田猛志さん(左から二人目)とスタッフたち

ー マレーシアの第一印象を伺えますか?
和田氏:私自身は、2018年1月に開店準備のために渡馬するまで、マレーシアを訪れたことはありませんでした。銀座のような場所の隣に下町風の住宅街があって、新旧入り混じったエネルギー溢れる街だなと思いました。
マレー語が公用語と聞いていましたが、実際に来てみたら思ったよりも英語でコミュニケーションがとれたので助かりました。

ー 苦労したことはありますか?
オープン当初に一番困ったのが、日本で使用していたものと同質の食材を扱う業者様が見つからないということでしたね。
風味を左右するかつおぶし、青のり粉など使い慣れた食材でないと味が決まらないものは日本から取り寄せ、スパイスなどは当地のものをとバランスよく使うようになりました。試行錯誤を繰り返し最終的な形に落ち着くまで、約1年ほどかかりました。

ー お客様比率はどうでしょうか?また人気メニューは?
和田氏:ローカルが80%、日本人10%、あとは中国や近隣国からのツーリストのお客様といった感じですね。
当店は豚肉を扱っているので(※)、ローカルのお客様の多くは中華系マレーシア人の方です。日本のお客様からの注文で多いのは、お好み焼き、焼きそばなどアラカルトメニューですね。

(※)人口の約60%がムスリム(イスラム教徒。出展:外務省「マレーシア基礎データ」)のマレーシアでは日常生活全般において規則があり、主にハラル(許されたもの)とノンハラル(許されないもの)に分けられる。例えばアルコール類、豚肉などはノンハラル。そのため、宗教習慣などから問題なく豚肉を摂取し、食文化的にも好む中華系が来客の中心となる。

コスパもボリュームも満足のコースメニュー

ー おすすめメニューを教えてください。
和田氏:当店イチオシかつ人気なのがRM45(約1,161円)でシグネチャーメニュー(看板メニュー)のお好み焼きコースです。
前菜(Appetizer)、美味!焼きごま豆腐(Seared Speciality Sesami Tofu)、豚ぺい焼き(Japanese Omlet with Pork Belly)、アボカドチーズ焼き(Grilled Avocado with Melted Cheese)、お好み焼き(OKONOMI-YAKI)、デザートのアイスクリームの6品からなるメニューです。

オープンキッチンで食べるOSAKAきっちん。 OSAKA KITCHEN
ふんわり焼き上げられたお好み焼き

お好み焼きコースメニューに、「ビーフ、ポーク、チキンいずれかの鉄板焼き」、「ご飯または牛すじ」がついたスペシャルコース(Special Course)もご用意しております。ローカルのお客様はこちらを注文することが圧倒的に多いですね。

アラカルトでその都度頼むよりも、一度の注文でいろいろなメニューをいただけるというのを好むお客様が多い印象です。それとコースのボリュームが多いため、お好み焼きはお持ち帰りされる方もいらっしゃいます(笑)。コスパも満足していただけていると感じています。

鉄板料理OSAKAきっちん。 OSAKA KITCHEN
丁寧に焼き上げられるお好み焼きに芸術性を見出すローカルも

ー その他に料理を提供する上で、注意している点はありますか?
和田氏:とにかくお客様の目の前で調理をし、すぐに食べていただくことに注力しています。例えば(お好み焼きにかけてある)マヨネーズは時間が経つと分離してしまい、味が変わってしまうのです。そこでお客様の食べるペースに合わせて、料理を提供することを心掛けています。

この記事を書いた人(著者情報)

kanan_kiri

マレーシア在住の主婦ライター。日本で求人広告代理店、各種雑誌、ローカルペーパーなど紙媒体取材ライターを経てフリーランスに。現在はWeb媒体を中心に活動中。

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