「コーヒーショップ」。
その言葉を聞くと、コーヒー専門店やカフェのイメージがありますが、シンガポールのそれはHDB(公営住宅・団地)やショップハウスと呼ばれる店舗付き住宅などの地上階で1つ、もしくは複数の飲食店が集合して営業しているような場所を指します。
シンガポールのコーヒーショップの多くは風通しの良いフードコートのようなイメージで、ドアや仕切りなしでエアコンが効いておらず、シンガポール政府が運営するフードセンター・ホーカーズのミニ版のような感じです。
そういった場所ではお手頃な価格で食事ができて、周辺に住むローカルの方々が日常的に利用するためシンガポールのローカル食を扱うことが多いです。
しかし、2020年8月に「日本人の方が運営する十割そばのお店が、とあるコーヒーショップに入居した」ということで大きく話題になりました。
日本食のお店としては異例の立地にオープンした「令和十割そば 1号店」。
そして、そこから半年ほどしかたたぬうちに2号店にして「本店」の名がついた、「令和十割そば本店」をオープンしています。
今回は2つの店舗を一気にご紹介します!
まずは、2020年夏にオープンした「令和十割そば 1号店」から。
こちらはリトルインディア地区に近いエリアで、地下鉄のJalan Besar(ジャランベサール)駅から徒歩3分ほどのところにあります。
日本食のお店というと、飲食店がたくさん立ち並ぶ繁華街もしくはショッピングモール内にあるイメージがありますが、到着したエリアで視界に入ってきたのは、川とHDBだけ……。
ここに本当におそば屋さんがあるの!?という光景です。
令和十割そばが所属するコーヒーショップがここ、壹食代(Old Chin Kitchen) です。
老舗感のある少し古びた看板とローカルの常連さんが多そうな空気感に、少し緊張……。
店内はシーリングファンが回っていて風通しがよく、昼間でもそこまで暑さを気にせず食事を楽しめそう!
複数の飲食店が同居しており、店内奥に「令和蕎麦」の看板が見えました。
席は全店舗共用となりますので、空いているテーブルを探してキープしたら令和蕎麦のブースで注文します。
メニューは至ってシンプルで、4種類のそばメニューと数種類のサイドメニュー・トッピングといった感じでした。
そばメニューの価格は10~12ドル(約800~960円)ほどで、日本食にしては1,000円弱程度と抑えめの価格ながら
・十割そばが楽しめる
・MSG(化学調味料)不使用
・ホルモンフリー(※)の豚肉を使用
・自家製のチリオイルを使用
と、かなりのこだわりっぷり!食べるのがとても楽しみです。
(※)肥育ホルモン剤、成長促進抗生物質等を使用していないこと
注文と会計を済ませると呼び出しブザーを渡されるので、こちらが鳴ったら出来上がったメニューを店舗ブースまで取りに行きます。
ドリンクなどは、令和蕎麦のすぐ近くにある別のドリンクショップで購入しました。
こちらはオレンジジュースとライムジュース。
なんだか東南アジア感満点!
それでは本題のそばを食べてみましょう。
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